PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ゲーム

the game001

THE GAME
1997年
アメリカ

デヴィッド・フィンチャー監督
「ゴーンガール」「セブン」の監督である。

マイケル・ダグラス、、、ニコラス・ヴァン・オートン(富豪の投資家)
ショーン・ペン、、、コンラッド・ヴァン・オートン(ニコラスの弟)
デボラ・カーラ・アンガー、、、クリスティーン(CRS工作員)


何と言うか、、、これが仕組まれた話というには無理がありすぎる。
何故なら違う展開もいくらでも考えられる(起こり得る)からだ。
想定外の脱線も必ず起きるレベルの危なっかしい仕掛けが続く。
ほとんど行き当たりばったりにも思えるような、、、。

それより、そのゲームの依頼人コンラッドの意図が掴めない。
最後に「兄貴に変わって欲しかったんだ~。」ってどういう事?
「ありがとう!」って、、、どうありがたいのか?
ふたりでひしっと抱き合って感動に浸っているが、、、訳わからん。

確かに人間変わるには、生死を彷徨うくらいの衝撃は必要だと思う。
(まあ、自分も含めてだが、人間は変わらない、、、変われないからこそ、何とか思い切って変わりたいという衝動・願望はある)。
しかし、その仕掛けがどう精神に作用するか、リスクは大きい。
更に深く入り組んだトラウマを抱え込んでも知らんぞ!


「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」というカードをニコラスは弟のコンラッドから貰う。
それが兄の48歳のバースデイ・プレゼントなのだ。

カードには、CRSという会社の連絡先が、、、。
行ってみれば、その人にピッタリ合った「ゲーム」を提供する会社だと説明を受ける。
やるも降りるも自由と。
とりあえず変な精神鑑定のペーパーテストと身体検査を終えて、連絡を待つと「あなたは不合格です。」という通知が。
ちょっと不機嫌になって家に帰ってみたら、そこからゲームが開始されていた。

よく途中で大怪我やショックで精神をやられず進行出来たな、と思うド派手で危険な仕掛けが次々に炸裂してゆく。
昔ときおりやっていた、ドッキリ系の番組で女性タレントが失神してしまったのを見たことがあるが、あんなものではない。
銃撃はあるは、危ないところを登ったり飛び降りたり、這いずったり、家はメチャメチャに荒らされるは、タクシーごと海に投げ込まれるは、、、死んだらどうする、何なんだということばかり、、、さすがに警察にも連絡するが、その会社自体実体がなく犯行意図も不明。
更にニコラス自らそのゲームに乗ったのである。


自分の行く先々に監視カメラは仕掛けられ盗聴され、TV番組が彼らのメッセージに変わり、関わる誰もがCRS関係者だと分かる。
相手CRSの掌で逃げ回っている自分に気づきニコラスは混乱を極める。
ついに、彼のクレジットカードのID,暗証番号を盗まれ、銀行口座はカラに。
60億ドルが消えてしまう。
富豪から一気に一文無しになり、ニコラスはどん底を這い回るハメに、、、
頼るところはただひとつ、前の奥さんのところだ。
そこで、車を借りることにするが、何やら自分が間違っていたとか、彼女に対し反省することしきり、、、。

人間追い詰められると、内省的になり反省したくなるものだが、、、。
これは下手すると気弱になって、精神衰弱にもなりかねないところだ。
ニコラスも、もうボーダーに来ているではないか。
ともかく、このゲーム心身に悪い。
最後にその会社を突き止めて中を見るとこれまで彼が関わってきた人間が全て集まっているではないか。
卒倒しても可笑しくないシチュエーションだ。

役者、仕掛けなど非常に金がかかる。映画並みであろう。
弟がその代金払うって、彼もどれだけ富豪なのか。
最終的に割り勘となるが、さぞや凄い額となったことだろう。

だいたい、ニコラスはそんな酷い人だったのか?
仕事中心の人間であろうが、そんな人はいくらでもいる。
真面目な堅物であり、父の自殺をトラウマとして抱え込んでるとは言え、それがこんなショック療法で解放されるのか、そこが疑問だ。
それに、こんな事までしてヒトを変えようというのは、明らかに人権を侵犯している。
しかし、脳天気にみんなでハッピーバースデーなのだ。
みんなで、よかったよかったとお祝いしている。ニコラスもコンラッドも、、、。大丈夫か?
その直前、ニコラスはコンラッドをパニック状態で撃ってしまったと信じ、ビルの屋上から投身自殺を図ったばかりだ。
パーティー会場の真ん中で、救命クッションをあのようにピッタリ設置して待っているというのもどうにも出来すぎではないか。


いくらなんでも、大掛かりでやりすぎのドッキリパーティーなのだ。
しかも大金をむしり取る、悪質なドッキリでもある。
あの展開では、途中でやめることも出来まい。契約違反ではないか?
こういう会社が実際あったら面白いかも知れぬが、、、必ず事故(発狂も含め)は起きるだろう。

最後に幾度となく騙され、飛んでもなく酷い目に合わされたクリスティーンをニコラスは自分から食事に誘っている。
もしかしたら、、、この男、何も変わっていない!?いや仕事オンリーでなく遊び心のある人間に変わったのだ?
(しかし少なくとも、また関わったら何をされるか、、、というトラウマ―学習は全くないのだった!?)
せめて別の女性に声をかけたら、、、と言いたくなった。


結構、救われない映画だ、、、。
何だったのか、あれは、とも思う。
こういう役をやらせたらマイケル・ダグラスの右に出る者はいない!
この確信だけは深めた。



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
日々思うことを綴ってゆきます。
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック