火星のカニ

火星に「カニ」がいて、その移動の軌跡の画像がNASAに届く。
火星探査機「キュリオシティ」撮影の微妙な解像度の写真だ。
なんでも、激写されたらしい、、、。
確かに移動の軌跡らしきものは見られるが、肝心のカニの形が不明瞭だ。
その形から、何故「カニ」としたのか根拠も分からないのだが。
(絶対カニと言うなら食ってもらいたいものだ)。
「こびとのゲート」というものもある。
自然の造形は様々なものを連想させるものである。
地球上の岩石においてもそうだ。
そういうものはわれわれの子供時代の道端に幾らでもあるではないか。
月面に「うさぎの餅つき」だって日本人は長いことみんなで投影してきたものだ。
(それは穏やかに、、、)。
「ゲート」のひとつやふたつ、どこにあっても可笑しくない。
その気になって探せば、地球上にもあるだろう。
しかも何らかの特殊な建造物であれば、それだけ孤立してあるというのもどうか。
環境(遺跡という場所)として見た場合。
あらゆる面から、主体・理性・人間自体の限界が露呈している。
この社会は閉塞感に窒息寸前だ。
外部に何らかの主体・理性・人間を求めたい無意識―欲動が発動するのは、無理もない。
見たいという言語作用で見えるものは少なくないはず。
かつてユングもUFOの存在を人間が調和や平和を求める象徴的形態(円形の完全性)として虚空に描く無意識であると説いたことがある。(実際のUFOの破片のニュースでがっかりしたとか、、、)。
火星にはすでに、「タコ」「うさぎ」果ては「体育座りをするおじさん」まで登場してきている?!
更に火星上空をUFOまで飛んでいたと、、、。
火星にとってみれば、「キュリオシティ」自体が立派なUFOだろうが。
原始生物の存在はやがて確認されるにしても、、、。
この性急さ安易さ尋常ではない。
(また、何かの要因でコロッと飽きられるかも知れないが)。
宇宙―われわれの外に生きる生命体―他者への夢はいよいよ募ってきたことは確かだ。
外部といえば、以前火山の火口を出入りするUFOのことを取り上げたことがある。
確かに今も地底王国の存在など一部、取り沙汰されている。
(いつも一部で、ではあるものの(笑)。
それなら、深海も放っては置けまい。
(こちらは堅実な捜査が静かに続けられているのだが)。
しかし一見外部(未知)の領域への視線に感じられて、やはり完全に内部のありふれた物語である。
既視感とお馴染みの感性に塗れた日常の噂ー都市伝説レベルのネタに過ぎない。
すべては自動的に呑み込まれる。
そしてあいかわらずの反復があるのみ。
昨日書いた記事をアップし忘れていた。
先ほど気づく。
「夏休み」の特殊事情からくるものだ。
(いつまでも寝ない娘を寝付かせたら一緒に自分も寝ていた、、、(笑)。
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