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Close Cover - Wim Mertens ~ 「近似的人間」


”Close Cover”
ベルギーのレーベル、クレプスキュールから大昔に出された曲。(いつだったか、、、)
ミニマル・ミュージックの作曲家ウィン・メルテン(ウィム・メルテンス)のもの。
その当時は、Soft Verdict名義でこの”Close Cover”が「ブリュッセルより愛をこめて」というアルバムに収録されていた。
次の”4 mains”も実に彼らしい繊細でエモーショナルなミニマル・ミュージックのひとつ。

”The Fosse”が特に有名だが、アルバムMaximizing the audienceに収められている。
彼は作曲、ピアノだけでなく、作詞もする。
ここでのヴォーカリゼイションも際立っている。(女性ヴォーカル)。


単に曲紹介でも、この季節からいって良いかとも思うのだが、わたしはこの曲で昔、遊びをしていた。
結構、彼の曲は詩の朗読のバックに使える。
わたしは、トリスタン・ツァラの「近似的人間」のバックにかけていた(笑。
レコード(塩化ビニールの)からテープに移しリピートをかけて。
当時は、いい感じに思えたが、、、。


出だしと最後の一部分だけ引用、、、。

日曜日 血のたげりを抑える重い蓋
ふたたび見出された自分自身の内面に沈みこみ
身を閉じ うずくまった一週間の重み
鐘は理由もなく鳴り
鐘を理由もなく鳴らせ そしてわれわれもまた
われわれは鐘とともにわれわれの内にうち鳴らす
鎖の音を楽しむだろう

われわれを鞭うつこの言葉の作用は何なのか われわれは光のなかで戦慄する
われわれの神経は時の手がもつ鞭であり
そして疑惑が彩色のないただひとつの翼をつれて訪れ
他の時代からの苦い魚たちの遊泳への贈りものの
崩れた包みの皺だらけの紙のように
われわれのなかでみずからを締めつけ圧迫し みずからを圧しつぶす

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜の暗い吐息が濃くなり
血脈に沿って さまざまな存在の層の
音階に移調されて 海のフリュートが歌う
もろもろの生は原子の微細にいたるまで無限にそして高く
無限に高く繰り返され それゆえわれわれは見ることができないのだ
この生を傍らにしながら われわれは見ないのだ
紫外線のかくも多くの平行な道を
われわれが通ることができたかも知れぬ道を
われわれをこの世界に導かなかったかも知れぬ道を
あるいは 遥か昔にあまりにも遥か昔に発ったゆえに
時代も土地も忘れ去られ 土地がわれわれの肉を吸いつくし
塩と金属と井戸の底の透明な液体だけを残し去ったかも知れぬ道を

私はいま 言葉がその核のまわりに織りなす熱のことを
われわれの名である夢のことを 考えるのだ





                「ツァラ詩集」 浜田明訳(思潮社)より


久々に詠んでみた。
これもひとつの鑑賞法かも、、、。

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