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シャーロック・ホームズ シャドー・ゲーム

A Game of Shadows

Sherlock Holmes: A Game of Shadows
2011年
イギリス・アメリカ
ガイ・リッチー監督

ロバート・ダウニー・Jr、、、シャーロック・ホームズ
ジュード・ロウ、、、ジョン・ワトソン
ノオミ・ラパス、、、マダム・シムザ・ヘロン
ジャレッド・ハリス、、、ジェームズ・モリアーティ


この監督のスタイルというものが前作と本作でよく感得できた。
ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いたジェラルド・バトラー主演の「300」もこんな演出とテンポだったことを思い起こした。
あの戦いの時の、速回しとスローモーションの流れるような組み合わせ。(ハイスピードカメラ使用)。
印象的だがあまりやられるとちょっと弛れてくる。
2シーンくらいに絞ったほうが効果的か。
それにだぶる印象のあるファイトの前の戦略イメージ。
前作ではリアルタイムでも全く想像通りの組立で勝利していたが、今回は実際には横槍が入って違う展開になってしまうなど、なかなかのものだった。
最後のモリアーティとの組手の時のふたりのそれぞれの脳内イメージ合戦は、鮮やかであった。
(これ自体がシャドー・ゲームか?)
そしてホームズのとった究極の方法まで、全く緊張が途切れなかった。
しかし、その速回しとスローモーションのシーケンスの演出が多すぎるきらいはあった。
銃弾トリックを後で遡って機械構造の内部運動から説明するところなどCG的に面白いのだが。
如何せん動きの演出が些かくどい。

今回は最凶の黒幕との命をかけた決戦であり、ホームズの覚悟して臨むというところ。
死闘はスケールと激しさをいや増しに増す。
飛んでもない砲弾の嵐を浴び、ホームズ自身心臓が一時止まる。
が、今回も伏線が細やかに張られており、特効薬で蘇る。
一番の蘇りは極寒の滝壺(ライヘンバッハ)に落ちても命を拾う、兄からくすねておいた酸素マスクであるが。
前作の鍵じゃあるまいし、あれがポケットに入っていたとは思えないのだが、、、伏線としてあったので良しとしたい。

どうも文句をつけたいモードになりかけているが、今回は問題なく物語に没入できた。
最後の決戦であったため話も収斂して突き進み、しっかり集中できた。
レイチェル・マクアダムスが始まってまもなく呆気なく殺されてしまうのは、ちょっと物足りないが物語そのものは充実していた。
ホームズもモリアーティともども世間的には死んだことになる。
葬式をしようがホームズはこのまま終わらない予感はしていたが、かのモリアーティ教授だって分からない。
このふたりの裏のかきあいはどこまでも続きそうな迫力であった。

しかし、謎解きとなるとどうであろう。
前回もそうであったが、伏線の鮮やかな回収という感じで手品的な印象であった。
脚本手順的には、結果がありそこから遡行して良い塩梅のポイントに伏線を張るというところだろうが。
この対応感が少しタイト(一対一対応)すぎて、、、ああそうか、とすっきり感心する気持ちにはなりきれない。
デヴィット・クローネンバーグなど伏線かと思っていても、そのまんまとか結構ある。
実際のところは、そんなものだ。世の中それほどクリアーではない。理屈だけで組み上がるほど単純明解でもないし。(だから今回、予想イメージに予期せぬ外部要因が加わったところなどは気が利いていた)。


それから、ちょっと変わったエピソードだと引っかかったところ。
噺に幅を持たせるためのものだろうか。以下幾つか、、、。
あの迷彩服はいくらなんでも忍者ではあるまいし。目の前にいて気づかないなんて有り得ない。
噺にほとんど関係ない遊びとしても意味不明。
ワトソンの新婚旅行の列車に乱入する際、ホームズが女装する必要があったか。
新婚旅行なのでそうしたとしたら、かなりきている、、、(痛。
ホームズの兄マイクロフトは何で全裸で家の中をうろつくのか。しかも女性のいる部屋で。およそイギリス上流階級には思えないのだが(型にはまらない大人物という描写か)。これも痛い(笑。
あれだけの運動神経を誇るホームズが乗馬が苦手で、ポニーみたいのに乗ってみんなの後をポコポコついてゆくのも面白かった。誰でも苦手種目はあるという彼のキャラの幅を広げるものか。(取ってつけたようではあるが)。
わたしとしては、レイチェル(峰不二子)がひょいとまた現れるものと期待していたら、後で息絶えるシーンが出てそれまで、というのが少し捻りの足りなさを感じた。
前回あれだけ活躍して彼女も超人振りを発揮していたにも関わらず、アレッと思うところではあった。

とは言え、よくできたアクション映画であった。
「前作」より楽しめた。

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