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スピード

speed.jpg
Speed
1994年
アメリカ
ヤン・デ・ボン監督


キアヌ・リーブス、、、ジャック・トラヴェン刑事
デニス・ホッパー、、、ハワード・ペイン犯人
サンドラ・ブロック、、、アニー・ポーター

脱力した後は、思いっきりハラハラしてみようか、と思った、、、。
ホラーは苦手なので、アクション系に。

速度と重力感覚が常にあり、”スピード”というに相応しい映画となっていた。
閉鎖的な空間に拘束される場を多用した作りがさらに効果をあげていたことは確かである。


荒唐無稽でもお構いなしにグイグイと引きつけてゆく作品であった。
その強度が、圧倒的であった。
勢いが大切である。
演出にも演技にも勢いがある。
一番勢いを感じた場面は、バスの15メートルジャンプだ(爆!
CG使わず、これ程のものを作ったことは、偉大だ。
かなりの低予算制作であったことで有名であるが、全くそれを感じさせない。

えっ何でと思うところが幾つかあっても、それが隙にはならない。
ハラハラドキドキが絶えず、迫力もかなりのもので緊張感は途切れない。
アクション映画とはこういうものなのだとしみじみ思う。


次々に、一難去ってはまた一難である。
ここでは、工事中による中断ー飛躍の場面も2つある。

エレベーターのあの吊り下げられた密室の嫌な感じは充分堪能できた。
わたしは、普段からあれに乗ったら直ぐに降りたいと感じる。
そこに爆弾しかけられて閉じ込められ、ガンガンズリズリ落ちでもしたらまさに生きた心地などしない。(誰でもそうか、、、)。
ここでどういうふうに犯人が、具体的に金を要求してきたのかよく判らなかった。
コミュニケーションのすれ違いも感じるところである。
(まあ、サイコ犯自身が何やら逆恨みから爆弾仕掛けをやっているようであるし)。

そして何と言ってもバスである。
この犯罪に警察が如何に組織的に関わっているのか今ひとつ分からなかったが、キアヌ・リーブスが物凄い罰ゲームをやってるようで、手に汗握るシーン満載であった。サンドラ・ブロックもここでは、真面目に驚いている様がよく覗え、文字通りの体当たり演技にケレン味はなかった。デニス・ホッパーのサイコパスは、ダミー構造を有する爆弾とか非常に緻密で意地が悪そうなのだが、肝心なところが抜けている。
だが、ここの一連のシーンは、充分に練られ、よくできていたと思う。
特に、ハワードの監視映像をこれまでジャックたちの邪魔をしてきたマスコミのメディアで攪乱するところなど、とても上手い。
電話のふとした話からカメラの存在を見破る前に、それに気づかないところや、そのときの電話の逆探知をせず、金時計から割り出して犯人宅に趣いてしまうところなど、ちぐはぐな感はあるというものの、、、。
こここそまさに速度と空間における過度の拘束と、犯人による心理的拘束、、、呪縛にじっくり付き合わされる。

そして地下鉄へと流れる。
ここでも、アニーが拘束され、共に脱出できないため、ジャックは速度に賭ける。
速度を最大限にし、曲がり角での転覆を図る。脱線である。
結果的に工事中の地下鉄から地上に飛び出てきて横転する。
劇的でよいではないか。これがCGなしの低予算であるとは思えない位の臨場感。
ここで、ジャックとアニーはホントに結ばれる。
しかしここまでドラマチックに結ばれてしまうと、日常生活には耐えられない事は、彼らもよく知っている。
多分そうであろう。


キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの体当たりの演技は、見応えがあったが、ひたすらフィジカルな役であったものだ。
恨みを劇場的に晴らすのが目的なのか、地味に金なのかと思うと、もう一発派手に花火を上げてしまえ!というところなのかどうなのか、、、金が目当てで、何であんな面白いことするのか分からない犯人にデニス・ホッパーがとても似合っていた。


1回観れば充分な、大変面白い映画であった。


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