AirTime~めまい~を求めて

夏休みは遊園地でローラーコースターいえジェットコースター!というご家庭も少なくないかと。
うちの親戚は富士急で乗って来たと。
かのリンドバーグもあの有名な(伝説の)ローラーコースター”サイクロン”に乗って、「飛行機よりもスリルがある!」と大絶賛だったようです。(飛行機が常にジェットコースター状態だったら搭乗員はもちませんが。)
まだまだうちでは無理ですが、乗れるころになるとしょっちゅう乗りたいとせがむようになるんでしょうね。
わたしはあのゆるゆる巻き上げられてからの大降下が苦手で、自ら乗りたいとは思ったことないですが。
ひとたび乗ってみると、やっぱりエアタイムが一番の醍醐味でしょうね。
その浮遊感を味わう際、息を吐くことで副交感神経を刺激し心身がリラックス出来るんだそうで。
つまり降りてきたときには、からだがも良くなっているそうです?!ほんとか?
とは言っても、ドドンパなど速度が172Kmです。エアランチで1.8秒で最高速度に達するロケットスタート。Fujiyamaの132Kmでも凄く速く感じ大変なものでしたが、からだに本当に良いものなのかどうか、その前にショックで気を失うヒトなどいないのかが心配になります。エアタイム以前のスリルがありすぎでは。
もしその副交感神経の刺激が有効性の高いものなら、過剰な怖さを抜いた医療装置を開発しても良いでしょうに。療養施設に設置し、乗っているのは皆、病いをかかえたヒトばかりというコースター。
ジェットコースターはここのところ、わたしは全く乗っていなかったのですが、かつてのガタガタヒトを横に激しく振るものから、ヒトを中心に置き、乗り心地のよいタイプに変わってきたそうです。それでもたっぷり、エアタイムはあるそうで。
いっそ夏に乗るなら水上コースターがピッタリではないでしょうか?これはきっと気持ち良さそうです。心身ともに。
いつか娘と乗ってみたいです。間違いなく大喜びでしょう。うちでもしょっちゅう高い所に登っては飛び降りて、母親に叱られる二重のスリルを味わって(楽しんで)いますから。
たびたびとりあげる(ブルトンと同じくらい?)対角線の科学の提唱者、ロジェ・カイヨワは、「遊びと人間」(講談社)で、遊びの体系的分類を行っています。その基本的範疇は、「競争」、「模擬」、[偶然」、「眩暈」です。うちの娘もこのすべてを日々体験していることにおいては正常と言えますか。
ローラーコースターはこのなかの「眩暈」に特化したもので、最初抵抗をもっていても、やってみると病みつきになるような根本動機をもっています。やはり本質的なものであるため廃れないのですね。リンドバーグの乗った”サイクロン”はいまだに稼働中で、根強い人気が衰えることないそうです。
最近では、ジェットコースターの技術が、環境・エコの要請から、省エネ交通手段として応用される見通しだそうです。例の初動における巻き上げ以降動力は不要で、惰性(慣性)で動く「エコライド」という乗り物が都市を市街を多分鉄道のような形式でしょうが、走ることになるようです。巻き上げの動力もソーラーを使えば、外部から化石燃料を給入する必要はありません。二酸化炭素もかなり減らせるはずです。
今日はこのへんで。

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