カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

殺意の香り

Meryl Streep

Still of the Night
1982年
アメリカ
ロバート・ベントン監督・脚本

「夜の静寂」でよいのでは、、、。
このふたりの主役にはあっている。

ロイ・シャイダー、、、サム・ライス(セラピスト)
メリル・ストリープ、、、ブルック・レイノルズ(美術商の助手)


最近はやたらと強面役のメリル・ストリープの若い時期の姿がある。
翳りをもった怪しくも繊細なヒロインである。

サム・ライスの患者であった男がナイフで刺殺され、その愛人であるブルック・レイノルズに嫌疑がかかる。
彼女は、謎めいた魅力を湛えサムの元を訪れ、殺された男の妻に腕時計を返して欲しいと言って帰ってゆく。

静かにゆっくりとドラマは進展する。
この雰囲気が「夜の静寂」という感じでよい。
ブルックが裸で背骨の矯正マッサージを受けているところなど、緊迫感ある他のシーンに劣らず、はっとさせられた。

オークションで現代絵画を競り落としている光景など、思わずヒッチコックの「北北西に進路を取れ」を思い出してしまった。
こちらの方が遥かに上品ではあったが(笑。

サムの母も精神科医で、二人で殺された男の見た夢判断をするところも面白い。
もう少し長く展開してもらったらより楽しかったのだが、、、。

結局ポケットに「グリーンボックス」を入れる、というところがブルックの指摘から、「グリーンバックス(ドル紙幣)」であるほうが適当であるとされた。殺された男の元愛人が彼女の同業者でもあるゲイルであり、彼女は銀行を信用せずに現金を持ち歩いていたせいでそう呼ばれていたと、、、。
しかしすぐにそこから、彼女が真犯人であるとわかるというのが判らなかったのだが、、、。
映画的には分かってしまう。
わたしには、いまいち判らなかった、、、。
それを自分のポケットに入れて行き、、、つまり同伴し、、、その後すぐ殺されたというところからか、、、。
(何か見逃した気がする、、、)

ま、謎解きよりも全体の雰囲気とその流れを楽しむ映画として充分な感じがした。
尺も短く、心地よかった。

この頃のメリル・ストリープを知る上で良いフィルムである。
典型的なヒロインのひとつのスタイルといえよう。


プラス、、、
『ザ・リング』
ナオミ・ワッツ主演のハリウッド版「The Ring」も観た。
2002年アメリカ
ゴア・ヴァービンスキー監督

日本版をかつて観ているが、特にアメリカならではという印象は薄い。
「貞子」は「サマラ」となっていた。なかなか良い名前だと思う。
ナオミ・ワッツ演じるヒロインの息子は、如何にもこの手の子役らしい既視感の高い子役であった。

角川版で観ていれば、ナオミ・ワッツファン以外に観る必要性は感じないのだが、、、。
しかし、呪いのビデオは、こちらの方がよくできていて、そのものとしての作品性は高いものだった。

自分が死なないのは、ビデオのコピーを取ったためだ、と洞察したところがやはりクレバーだ。
そんなクレバーなヒロインにナオミ・ワッツはピッタリだった。
それに気づかなければ、息子は死んでしまう。
しかし結局、それ程単純なことでも実はなかった、ということで2作目が作られたはず。

”2”も確かハリウッド版リメイクがなされたと思うが、TVでやれば、観てみたい。
この第1作目もとても丁寧なオリジナル映画のリメイクで、細部の作りはこちらの方に見応えを感じる部分があった。
更に独特な雰囲気や色調も充分に取り込まれている。
サマラに殺されたヒトの怖い顔は、ほんのちょっと窺わせる程度に抑えていたのが印象的であった。

Naomi Watts



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Piano
PC