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GOMA28

Author:GOMA28
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錯綜するイメージ

kohan.jpg

ここ最近、夜になっても、こころが鎮まらない。
湿気を含む熱気が淀んでいる。
熱い風呂に何度も入りたくなる。

日中の様々な雑多なイメージの辺片が舞っている。
とは言え、柄澤齊の振るうビュランによる「ボードレール」のように鋭く重々しくではなく、緩く倦怠の中に浮かぶように、、、。

IPS細胞による再生医療がいよいよ本格化とか、STAP細胞と小保方さんが復権するとか、黒田清輝の展覧会にとうとう行きそびれた(外に出るのが億劫になっている)とか、、、娘のピアノ発表会の演目が決まったとか、、、いろいろ気になること(気がかり)もある。
お気に入りのバンダナがひとつ見つからないのも、長いこと使っていたショルダーバッグがいよいよ替え時だったりするのも(その前に車か)、意識の何処かに常に引っかかっている。
そう言えば、昨夜月の前を通り過ぎる雲の速度がやたらと速いことを、次女と目の当たりにして驚いた。
これだけは、涼しい事件であった。

どうでもよい事が気になり、実は結構ストレスを齎している。

一つ一つは混乱を招くような事柄ではないのだが、その想起が妙なタイミングで重なったりすると、神経系に支障を起こすようなのだ。動作に亀裂が入る。物を落として割ってしまうとか、、、。それがストレスとなっている。

自分の医者も含め、娘を英語塾や歯医者に送っていくのも、散歩や買い物すら日程として定められたものに圧迫感と違和感を覚える。
一日が24時間であることが自然とは感じられない。


黒田清輝の「湖畔」をしげしげ眺めて、漸く落ち着いた。
師のラファエル・コランを彼が明らかに超えていることが分かる。
コランなどを見てこころが沈静化することはまず、ない。


一見どちらも、柔らかな外光に包まれた穏やかな女性が静かなトーンと淡い色調で描かれているように思えるのだが。
何が違うのかと思うと、黒田はより抽象的に平面化が進んでおり、色調もパステル的なビビットさが高まっている。
そして何よりモデルより場所としての構図が優先されている。
それが清々しい。
単なる再現的具象ではなく、絵となっている。

恐らくここだ。
われわれの身体性にとって必要な芸術のラインである。

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