白昼の幻想

今日も通院は1日がかりだ。
朝出るときは、少し肌寒さを感じて軽い上着を羽織ってみたが、案の定電車の中ではもう暑い。
通院の途中で、衣替えをしたくなることが何度あったか。
季節の変わり目は特にそうだ。
最近は血圧が安定しており、WHO区分でも軽症高血圧であることが多くなった。
正常血圧のこともある。
しかし、ボーッとしているのは変わりない。
他に原因があるようだ。
痺れとの関係性は大きいはずだ。
やはりtDCSをやってみたい。
幸い今通っている大学病院の脳外科にいつでも今の担当医が紹介状を書いてくれるというので、その臨床でもやってるかどうか確認してみたい。
痛みは決して共有はできないものだが、思いの力はそれを和らげる。
それは医者の提示する検査の数値より現実性をもって。
また、治療よりも実効性をもって。
今日は帰ってからひたすら眠ろうと思っていたのだが、その前に例の公園に行って、メタセコイヤの道を歩いてみた。
ここを静かに歩いてみたかった。
噴水と木漏れ日と風のそよぎで一直線に伸びる路が何か祈りに満ちたものに思えた。
暖かな残像が見えた。
病院に行った後、改めて癒されて帰った。
やはりこの世は思いで、できている。
ことばになる直前の世界を呼吸したい。
もっと緩やかで、たおやかな時間がある。
そこへの秘密の通路を守ってゆきたい。
想像力によって保たれる次元。
この資源の表象化を半日陰の中に画策する。
噴水と木漏れ日と風のそよぎで一直線に伸びる路のなかで。
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