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地獄の黙示録

Apocalypse Now

Apocalypse Now
1979アメリカ製作
フランシス・フォード・コッポラ監督

全編悪夢である。
醒めない悪夢か?
(わたしも途中少しばかり寝てしまったため、感想を書くかどうか迷った)。

「まだサイゴンにいたのか!」

夢はそのなかにいる限りは明晰ではあるが、対象化したとたん訳がわからないものとして把握される。

陸軍空挺士官のウィラード大尉は、ベトナム戦争の戦場に妻と離婚までしてまた戻ってくる。
(これは、聞く話だ。特殊な例ではないらしい)。

気の進まぬ仕事を押し付けられ、それに従わざる負えない。
ダラダラしながらも、承諾したからには、生真面目に仕事に向かう。
だが赴いた先が、それぞれ調子がちょっと狂っている。
「ワルキューレの騎行」でナパーム弾を落とし、敵のアジトを急襲する。
部下思いの中佐が「波乗りを楽しもう」と、ノリノリでいたり。
ベトコンは確かに存在するのだろうが、姿はほとんど見えず、何と戦っているのか判然としなくなり、、、
時折、仲間のクリーンやシェフが撃たれたり刺されて殺されることで、外敵に改めて気づく。

ドアーズとストーンズも流れる。
正気を取り戻させるかのように。

Apocalypse Now001

使命は覚えてはいるが、基本流されてゆく。
ボートを盗んだり、プレイメイトの慰問に殺到する兵士から逃げて、ターゲットのいる場所に接近してゆく。
命令系統が破綻しているのに、機械的に闘う最前線の兵士たち。
いたるところで銃器が火を吹く。
何かが炸裂する。
が、妙に静かだ。
誰もが呑気だ。
ただ悪夢は重く混沌を深めてゆく。
主体は朧げに有り、物事に対する感想を述べたり(思ったり)はする。

Apocalypse Now002

彼はターゲットに近づいて来たのを察知する。
それとともに、主体的な動きが増してゆく。

全てから解かれて現地で王国を作っているというカーツという元大佐の元にようやく到達する。
そこに見る東洋人たちは、皆西洋文化のコンテクストから完全に隔絶された呪術的な世界の住人であった。
カーツその人は太った僧侶のような人物であった。
ナビゲーター役の西洋人ジャーナリストもいた。
(彼はその主を信奉していたが、邪魔者扱いされている)。

はじめウィラードは捕らえられる。
しかし、いつの間にか拘束を解かれていた。
夢ではよくあることだ。
カーツと話をする。
少しだけ語り合う。
意味ありげだが、ある意味あり触れた話だ。
わたしはこの近辺からコックリし始めてしまった。

何かを確かに感じるのだが、なんであるか判然としない。
そのうちに、、、
王国の民衆が牛を殺す儀式に入る。
黙示録的光景であろうか、、、。
この騒ぎのうちに、彼は使命を果たす。
カーツを殺す。

ドアーズのジ・エンド。

(眠ったのはほんの僅かであったはずだ)。
ウィラード大尉の意識状態に近い感じで並走していたためか眠くなった。
混沌とした悪夢のような現実である。
重苦しさと気温はまったく地続きであった。


「恐ろしい。恐ろしい。」
人の死に際のことばに大概、意味はない。


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