PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ベルベット・ゴールドマイン

Velvet Goldmine

Velvet Goldmine
1998年イギリス
トッド・ヘインズ 監督・脚本

ビロードの金鉱、、、素敵だ。

ユアン・マクレガー 、、、カート・ワイルド
ジョナサン・リス=マイヤーズ、、、、ブライアン・スレイド

ユアン・マクレガー はトレイン・スポッティングといい、結構この手の薬ですっ飛ぶ映画出てたんだ。

何というか、、、カートと言えば、カート・コバーンを連想するし、ブライアンだと、ブライアン・ジョーンズだろう。
2人とも27歳で死んでる天才肌のミュージシャンだし。時代を作った男だ。
(天才といっても”ブライアン”・イーノには、危なっかしさは微塵もない。極めて覚めた理論家だ)。

ヴィーナス・イン・ファーズ(トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、バーナード・バトラーによるスペシャルバンド)とは、豪華だ。
バーナード・バトラーはスウェードではないか、、、久しぶりに聴く、、、(感慨。
まさにグラムだ。てんこ盛り感たっぷり。
イーノがかなり沢山選曲されているのは意外だった。(ファーストソロアルバムから)。
ロキシーミュージック時代は確かにグラムしていたが、、、。
T-レックスやブライアン・イーノ、スティーヴ・ハーリーの「悲しみのセバスチャン」まで聴けて、得した気分だ。
懐かしい事この上ない。
なかでもT-レックスの音には殊の他思い入れがある。
イーノに対してもそうだが、グラムはイーノにとっては、ほんの僅かな部分に過ぎない。
わたしはそれ以外のイーノを聴き込んできた。サイバネティクスミュージック以降のイーノに。
しかしT-レックスは100%グラムであった。
ギラギラしてひたすら眩しかった。ボウイと共に。

それはともかく、2人の主人公の格好はデビット・ボウイでありイギー・ポップ、それに勿論マーク・ボランであった。
なのに不思議にボウイの曲は無かった、、、。

あのエメラルドのピンは、どこかの星から落ちてきた証か?
だとすれば、ジギー・スターダストそのものだ。
皆、地球に落ちてきたのだ。誰かの家の軒先(または玄関)に。
きっとそういう稀有な宿命を背負った存在が、あんな風なムーブメントを起こす人となるのだろう。
彼がレコードを出し、ライブに立つと、皆が彼に自分を重ね合わせる。
まさに自分は彼なのだ、と。
詩とサウンドとそのスタイルに100%共振するのだ。

そして彼がスタイルを変えれば、自分も変える。


考えてみれば、今そんな影響力を持ったアーティストがいるだろうか、、、。
音楽的に優れた人は、いつの時代にもかなりいる。
しかしファッション、ライフスタイル、思想にまで深く浸透してしまうものって、あるだろうか?

わたしはキング・クリムゾンにやられたが、思想的に、音楽的に、である。(第二波でプロコルハルム!)
とは言え自分の精神的基調になってしまっていることに、間違いない。
ボウイ=マーク・ボランの線は確かに煌びやかでカッコ良かったが、わたしはクリムゾンからピーターハミル、ジェントル・ジャイアント、ジェネシス、、、の方へ流れてしまった。
ボウイからルーリード(ベルベット・アンダーグランド)には、ドップリと行ったが。
ベルベットである、、、。
この映画、ネーミングが尽く象徴的である。


「世界を変えようとして自分たちを変えちまった。」
まあ、世界を変えるにはまず自分からであろう、、、。


ずっと身につけているエメラルドのピン。
自分より歴史が古い。
「オスカー・ワイルドからもらったピンだ。」
なるほど。
そうだったのか。
オスカー・ワイルドがくれなかったら、トリスタン・ツァラかアンドレ・ブルトンがくれてたろう。
日本だったら、稲垣足穂か野尻抱影だ。
しかしそのバンドは、なんだろう、、、YYMOではもう時代がひとつずれる。
それだと向うには、もうクラフト・ワークが出てきてしまう。
そうだ、その前の謂わば、ロックの最後の姿ではないか!?
書きながら今分かった。(遅い!)
確かに全人的な影響を被るムーブメントとしてのロックという文化の終焉をここで迎えるのだった。
その煌びやかで退廃的で絶望的な光景がここで描かれるものであろう。

「人生はイメージだ。」
夜が明けた後、どのようなイメージが可能か?
最早、可能なイメージは残っておらず、根こそぎイメージの解体作業が続くはず。
その先に、クラフト・ワークやカンが何もなかったかのように真顔で立っている。
実際、何もなかったのかも知れない。


「お前にやるよ」、とスターの徴を、ずっと話を進めてきた記者のアーサーに差し出す。
輝くあれは何か?


ただのエメラルドではなかろう、、、。

だが、だからこそ、もう必要はない。



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
日々思うことを綴ってゆきます。
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック