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パニックルーム

panic room

”Panic Room”
2002年アメリカ
デヴィッド・フィンチャー監督

主人公メグにジョディ・フォスター
娘サラにクリステン・スチュワート
強盗バーナムに『ラスト・キング・オブ・スコットランド』で圧倒的なアミンを演じたフォレスト・ウィテカー


当初主演は、ニコール・キッドマンが予定されていたらしい。
この映画だと、ニコールの方がもしかしたら適任であったかも知れないが。
それに合わせて子役もクリステン・スチュワートに変わったとか、、、なぜかな?
ただやはりジョディ・フォスターとフォレスト・ウィテカーが出るとその風格だけで有難い映画となる気はする。

相変わらず2人とも迫真の演技である。
クリステン・スチュワートだって、なかなかのものである。
線の細い知的な美少女がまさに役にピッタリであった。今現在若手では最もギャラの高い女優らしい。
フォレスト・ウィテカーは、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』の驚異的な怪演から見るとかなり押さえた葛藤を抱える知的で内省的な役柄である。こちらも似合う。(ただあの「ラスト、、、」の時の異様な凄みはなんだったのかと、これを見てつくづく思う)。
ジョディ・フォスターは相変わらず何をやっても、凄い。言うことなし!


パニックルームというシェルターは、わたしも欲しい。
多くは地下ではなかろうか?
核爆弾にも耐えるスッペックを誇るレベルのものが結構あるらしい。
必ず銃器も備品にあって、自分のシェルターに逃げ込もうとする他人を撃ち殺す為の必需品だそうだ。
(アメリカ製品において)。
しかし、こういう部屋は何かワクワクするものがある。
全室モニター録画出来るビデオパネルもあり、特別回線の電話機、パソコン端末があれば、基本情報確認やアウトプットにも問題ない。
最近は発電機やバッテリーの性能も上がっており心強い。
そう、ここではレーザー感知システムが行き届いていたが、それもセキュリティ上、大切な部分だ。
但し何ヶ月も篭城できる必要が生じるはずだから、適度な広さと優れた空調システムと風呂は絶対ないと困る。
ミネラルウォーターとチョコやクッキー以外に、入浴剤とトイレットペーパーは是非タップリストックしておきたい。
宇宙食みたいな保存の効く食品があれば楽しいだろう。(B級SF映画の宇宙船クルーみたいな)。
数冊のじっくり読める分厚い本も必需品だ。こういう時は、きっと深く沈潜出来るはずである。
またせめて、エア・プランツくらいは置いておきたい。無言の会話が弾むことだろう。
植物の在る無しでかなり生活の質は変わってしまう。(「サイレント・ランニング」は極端であるが)。

こんなシェルターがあったらの話である、、、。
避難所なんていう実用的なものではなく、少年期の秘密基地の大人版と、なり得るであろうか?
これで満たされなかった幼い頃の夢の代わりとなるとは思えないが。
場所が異なることが、何より決定的である。
が、これは原理的にどうにもならないこと。
ともかく非日常的でワクワクできる場所であれば良いとしよう。所謂、別荘ではダメだ。
単なる空間ではなく、時間性こそが重要だからだ。

そこにばかりにフォーカスして妄想してしまった(笑。
さて、ドラマはシングルマザーになったばかりの教授メグと糖尿病で血糖コントロールの必要なその娘サラが、パニックルーム付きの邸宅に引っ越してきた夜にいきなり3人組の強盗に襲われるというもの。
パニックルームが文字通りパニックルームとして機能し、やっぱりパニックルームのある家に引っ越してきて良かったわね、という訳には行かないスリルに富んだ(鬼ごっこ+かくれんぼ的)映画である。
まさにパニックルームのおかげで、両者・お互いが散々な目に遭うのである。
強盗団の目当てはパニックルームの床下金庫に隠された多額の銀行債なのだ。
そして彼らの中の、バーナムはパニックルームの設計をしセキュリティサービスを行っている会社の人間であり、誰よりもその部屋の構造に通じている。しかし、凶悪犯ではなく、生活に困窮した子供思いの人格はある人である。(それが話を面白くしていく)。
メグは明晰な頭脳でそれに対抗する。(ジョディは常に賢い役である)。
このシチュエーションを最大限に活かしたお話で、楽しめるものとなっている。
ジョディとフォレストとクリステンが脚本以上のものに話を引き上げている。
最後の情けが仇になってしまうバーナムの唖然とした表情とそれを眺めるメグの顔がよい締めくくりになっていた。


話も緊張感が途切れずよくまとまっており、キャストのよさからも充分に観て楽しめる映画であろう。
この監督の映画としては、「セブン」「ゴーン・ガール」であろうが。


でもやはりジョディであれば、あの名作「コンタクト」が懐かしい。
あそこでのジョディ・フォスターは絶対であり、彼女の他にあのヒロインは考えられない。


いつの間にか、800記事となった(祝?
1000記事くらいまでは、書きたいと思う。

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絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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