荒海で漁に出れない漁師の仕事

無理に海に出ることは、プロであればやらない。
家に篭って網を直す作業に明け暮れる。
まさに使うべき時に道具が傷んでいたら大きなチャンスを逃がすことになる。
やることが決まっているのなら、どんな環境下でもやるべきことは確かにある。
病であれば、ベッドの上でも。
置かれたその環境を最大限に利用すること。
目論見こそしっかりしていれば、目の前にあることから確実に手をつけていくだけ。
それ以外に無い、という行動に自身同化する。自己目的化する。
そしてそこここで組まれた幾つかのシステムがモジュールとして成立し、時を隔てて組み終わったモジュールも姿を現し、その人間のひとつの意思に吸い込まれるようにしてそれぞれ連結していくと、確かな地図に従って連動する、その人間固有のシステムが新たに組みあがる。そこまでくれば後はそのシステムを稼動させるのみ。
土台を常にしっかり補強しながら、継続を維持する。
この際、支払うものは潔く支払う。
動き始めたのなら、けっして止めてはならないのだから。
ネゲントロピーとして固有時=エネルギーを生成し循環し続ける。
すべては完全な自立のため。

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