Let it grow

”Let it grow”
Eric ClaptonのLet it Growが机の上に出ていたので、聴いた。
久しぶりだ。
これと同時期に、レッドツェッペリンのStairway to Heaven(天へのきざわし)を聴いた、と思う。
当時この曲は、麻薬賛美が暗示されていると友人の間でしきりに噂されていた。
歌詞にもあるように、すべての言葉はダブルミーニングであり、マルチミーニングである。
ことばはもともと何とでもとりたいようにとれる。君のとりたいように受けとれるんだ。
身体のコンテクストにおいて精神が意味を切り出せばよい。
必要なことばは風に乗ってくるかも知れないよ。
この辺はキング・クリムゾンのI talk to the Windにも通じる。
ただし、生きることは危険だよ。
みんなでひとつになろう、この世を住みやすくしよう、楽になろうよという誘惑には特に注意するんだ。
われわれに巣喰う影は、時に魂よりも遥かに背が高く伸びてしまう。
あの天に向かわんとする輝くスターに取り込まれてゆく。
それさえ充分わきまえておけば君は揺らぐことのない岩となって残り、無軌道に転げ落ちてゆくことはないさ。
(そういえば、カラヤンがこの曲絶賛してた)。
クラプトンの方に戻る。
彼のボーカルは優しくて好きだ。
みんなギターやコンポーズのことばかり言うけど。
Standing at the crossroads,
trying to read the signs
To tell me which way I should go
to find the answer,
And all the time I know,
Plant your love and let it grow.
どうしたらよいかわからなくなったとき
何かを読み取ろうとするのもひとつだが
愛の種を植え、それを育ててゆくなかで
これまで自ずとそのこたえに導かれてきたようにおもえる
Let it grow, let it grow,
Let it blossom, let it flow.
In the sun, the rain, the snow,
Love is lovely, let it grow.
ただ育てること
それだけ
流れに身をまかせ、花を咲かせ
晴れても雨でも雪のなかでも
愛は、育てることで愛しい
Looking for a reason
to check out of my mind,
Trying hard to get a friend
that I can count on,
But there's nothing left to show,
Plant your love and let it grow.
こころを探り
頼える友もみつからないなかで
ひたすら理由を求め続けるが
明かせるものはまだ何もない
ただそれを愛し育て続けるだけ
Let it grow, let it grow,
Let it blossom, let it flow.
In the sun, the rain, the snow,
Love is lovely, let it grow.
陽に雨に雪のなかにあっても
花を咲かせ
育てること
愛はそれだけで愛しい
Time is getting shorter
and there's much for you to do.
Only ask and you will get
what you are needing,
The rest is up to you.
Plant your love and let it grow.
ああ、やるべきことは山ほどあるのに
時間は残り少なくなって逝くというが
すべては君次第
愛の種を蒔き育てるだけで
君の希うめぐみと慈しみを、きっと手にしていることだろう
Let it grow, let it grow,
Let it blossom, let it flow.
In the sun, the rain, the snow,
Love is lovely, let it grow.
慈しみ育てよう
流れに身をまかせ花を咲き誇らせ
晴れの日も、雨の日も、雪の日も
愛はただ育てることが愛おしい
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