PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

フェーム

fame.jpg
Fame
1980年アメリカ映画
アラン・パーカー監督


録画されている映画を観た。
異様につまらない映画であった。
取り敢えず、どんな映画であろうと、最後まで観きるようにはしてきたが、これはどうにも持ちこたえられず、早送りでオシマイとした。
時間を無駄にした無念の気持ちはある。
ま、途中から手を伸ばして出来る範囲の掃除もしていた為、失くなって困っていた娘のキャラクタ消しゴムも見つかり怪我の功名である?と諦めたが。

思えば確かにこれまでも、映画を見ながらあっちこっちの掃除も兼ねていたことがある。
見始めてしまったので仕方ない、といったレベルで見ている時である。
映画館では流石にそんなことは出来ないが、代わりに眠っていたはず。
眠っているべき時に掃除をしていたのだから、なかなか生産的ではないか。
勿論、映画館に脚を運ぶ際は、しっかりタイトルを選んで観に行く。(当たり前だが)。


この「フェーム」という作品だが、最後まで距離をもって眺める以外になかった。
こころに触れない映画というものが、確実にあることを知らされたものである。
芸術学校の生徒たちが街頭に溢れ出しタクシーの上などにも乗って踊りまくるシーンがあるが、その「フェーム」というヒット曲にもノリそのダンスシーンを楽しめるかどうかが作品の受け容れを決めるように思う。
この曲に乗った場面が残念ながら、コンテクストも含めすんなりと入ってこない。
所謂、名作にある普遍性を感じない。

それにこの曲は、音楽科のシンセサイザー地下多重録音マニアの芸術家肌の生徒が作ったことになっている。
(彼はただひとり、わたしがこの映画で好感を抱いたキャラクターであった)。
タクシードライバーの親父さんがわざわざ息子の宣伝の為、スピーカーで流して回っている。
しかしこれは明らかに、違うと思う。
彼のあの演奏スタイルと音楽趣向から、こんなベタなポップチューンが出てくるのはそもそも不自然だ。
寧ろ、マイク・オールドフィールドの「チュブラー・ベルズ」であろう。
もしそれが流れようものなら、さらにピッタリな前衛モダンダンスが溢れ出していれば、わたしは間違いなくこころを奪われていただろう。それ以外のシーンがどれだけ興ざめな紋切り型であろうと。
そうだ、トマス・ドルビーでも充分によい。

この場面よりは、ランチの時間に自然に始まり厚みを増してゆくフリーライブというか、あの演奏の方が格段に良い。
曲自体が良いうえに、それぞれの生徒の動きもフリーキーだ。
とは言え、このシーンだけで、この映画に入り込むには、まだいささか弱い。
でも、授業の演奏や歌やダンスがあまり面白くなく、自由時間に自然発生的に生まれる演奏がやたらカッコ良いとかいう構成の作品などであれば、結構面白くなるのではないか!
あのランチタイムライブがキング・クリムゾンの”Fracture”のレベルまで極まって行ったりしたら、もう至高の映画になってしまうかも。もう他のシーンなど問題外、意識の外である。
何というか、そこまでやってほしい。

だが、根本的に本質的に、ないものねだりである。
あざとく、外連味タップリな「セッション」は、ジャズを題材にかなりのレベルまで音にともなう表出を極めてゆく映画であった。
あの緊張感、強度を感じるところがなかった。
音楽・バレーなどによる表現映画としての手応えが弱すぎた。


結局、部屋掃除に走ってしまった映画であった。



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
日々思うことを綴ってゆきます。
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック