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ALWAYS 三丁目の夕日

ALWAYS.jpeg

2005年
山崎貴監督

吉岡秀隆
堤真一
小雪
堀北真希
薬師丸ひろ子
須賀健太

役者がまず、良かった。
特に、須賀健太が素敵だ。
あんな息子がいたら、面白くって頼もしいだろうな、、、と夢想してしまう。
(やはり男の子は抽象性が高い。)

何か懐かしい極彩色の看板に、魔法のように魅せられた気がする。
どこまでもシンプルで平板だがディテールは念入りに作りこまれている。
劇画タッチの速度あるシーンの絡みは、少年期の漫画と一体化していたこころに知らず接続していた。
そうだ、少年SF文学とか、プラモデルや粘土に熱中したあの時期の体温にまた浸っていたのだ。
やはり原作が漫画であることも、大きい。

30年代は、きっと時代そのものがアーティフィシャルだったに違いない。
ヒトも、街も、駄菓子屋も、広場も、車も、シュークリームも、注射器も、TVも、力道山もみんな。
ここに夕日が当たれば憧憬の色も殊の他ビビットになる。
それはこそばゆくって、いたたまれないほどに美しく。
VFXが再現以上の効果をあげている。


何というか、「これから」という時代というものは、単純に生命力を感じさせるものだ。
今も昔も、様々な面で格差が存在する。
かつての方がそれは大きかったかもしれない。
しかし格差という均質さよりも、固有時こそが際立っていた。
それぞれが色濃く生きている。
恐らくそうだったことを誰にも夢想させる力をここには感じる。

今のような、みんなで揃って来るところまで来てしまい、出口が見当たらないという閉塞感はなかった。
先は見えないが、空は開けていて夕日は瑞々しかったのだ。

昔は良かった、とかそれを懐かしむことが主題の映画とは全く違う。
そういったイデオロギー以前の、生命力ー身体性が活き活き描かれている。
ここには窒息するようなプロットや複雑な構成や張り巡らされた伏線など必要ない。


漫画や科学と学習の付録の少年少女文学を我を忘れて読みふけっていた時間軸にいつの間にか乗り入れていた。


吉岡秀隆と堤真一のコントとも見紛うベタな直球演技は、素直に楽しめた。
堀北真希も薬師丸ひろ子も負けじと面白く、素敵であった。
が、須賀健太である。
こんな少年は実際にいない、と分かっていても、素直に受け容れられた。
特に少年たちが、この映画を輝かせていた。





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