PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

プール

pool.jpg

まだ、かの有名な「かもめ食堂」は見てない。
(わたしは映画ファンが定番としている作品の多くをまだ全然見ていない)。
「マザーウォーター」は見ている。
この「プール」やはり、「マザーウォーター」の雰囲気である。
音楽もわたしのブロともさん(やたらと音楽に詳しい方)がお気に入りというハンバート ハンバートがどちらも担当している。
製作者側にかなり気に入られているのだろう。絵とも柔らかくよく馴染んでいた。
舞台も「かもめ」は、フィンランドのヘルシンキだそうだが、こちらもタイのチェンマイである。(「マザー」は日本)。
しかも、綺麗なプールのある広いゲストハウスで悠々自適に過ごす人たちの姿である。
それ自体に何の文句もない。キッチンが兎も角、素敵だ。
特に、コムロイや修行僧たちの絵にはハッとする感動を覚えた。
拾われて育てられている現地の少年もよい味を出し好演していた。

とは言え、、、「マザーウォーター」でもそうだったが、主演陣は相変わらずである。
主演人物の小林・もたいがかなり変った人である。(マザーでもそうだが)
個性的と言えばそれまでだが。

全体的な雰囲気では、おっとりした流れの普通の人々の世界が淡々と描かれているかのようで、かなり異様な光景を感じる。
少なくともわたしにとっては、「害虫」(宮崎あおい主演)の方が遥かにリアルでフィットし心地よい。
あちらも、実に淡々とした映画である。

宮崎あおいのやる役は全てに深く共振するが、小林・もたいの役には、共感も好感も微塵も感じない。
ただ、振っているだけ。
その超然とした振りが、白々しいだけに思えるのである。
生活感や価値観、ドラマ性などの問題ではない。
実存”existenz”における妙な余裕がやたらと鼻につくのだ。

何故か、どの映画で見ても宮崎あおいには納得する。
脚本も演出もみな作品ごとに違うにも関わらず。
彼女の演技力・才能のせいか?彼女の個性・風貌のせいか?
わたしがファンだからか?(ファンだろうか?)
きっと彼女が本質的に持つ(実存と言っておいて矛盾するか?)真摯な目線、素直さ直向きさのせいである。
そこが宮崎あおいを信じられる理由である。

かと言って、小林・もたい氏にそれが欠けているなどというつもりは全くない。
娘役の人は、「マザー」に出てきた豆腐屋さんから見ると、印象が随分薄かった。
これと比べると「マザーウォーター」の方が小泉今日子と豆腐屋さんの女優がいる分、良かった気がする。


演出とか演技のレベルではなく、脚本・制作レベルで根本的に面白くない映画であった。
ただし、絵は綺麗である。




関連記事

COMMENT

通じるものをたくさん感じます・・・。

そうですね
私もGOMAさまと
ほぼほぼ同じような感想を抱きました。
(インテリアには拘りたい派ですので 笑)

休日の日に無声で
流れている分には
リラックスした気分にはなれそう・・的な。

ラストシーンが・・・
う-ん
みたいな
・・・。

>宮崎あおいのやる役は全てに深く共振するが

こちらも
わかります。
しかも
凄く☆

ほんとうに柔らかにいい感じの
存在感
と申しますか
佇まいと申しますか
彼女のその空間が訳もなく愛しくなり
時間がゆっくり流れるというか・・。

好きです
彼女の醸し出す雰囲気・・・。





お待ちしておりました(笑!

思いがけない記事にコメントをくださり、ちょっと驚きつつとても歓んでおります。

まさか、「プール」の記事で頂けるとは、、、。

ここのところ、書く時間がほとんど捻出出来ず、このようなスカスカを書いています。
娘と風呂の中で、思いついた事を素早く書いて、後は一緒に寝ているので(一緒でないとお化けが怖くて寝れないのです、特に長女)、早朝かなり早い時間には目が覚めるのですが。
しかし、その時間から映画を見る気にもなれず(笑。
本を読むか絵を描くかしたいのですが、今は朝食作りに凝っています(娘の食が細いため)。
関係ない話ばかりで済みません。
宮崎あおいの映画では、「舟を編む」が特に好きです。
わたしは、人の書棚とか、部屋の調度や配置などを見るのが好きなので、そういった意味からも惹かれました。
また、宜しくお願いします。

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
日々思うことを綴ってゆきます。
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック