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海のうた

Robert Wyatt

Robert Wyatt
彼は2014年に全ての音楽活動のstopを宣言している。(引退ではなく、stopとのこと)。

必ず、定期的に聴く曲がある。呼吸困難になった鯉が水面で息をする身振りで。
この"Sea Song"がその中の一つ。
(ちなみに昨夜は、長女と一緒に、Vanessa Paradisの”Joe Le Taxi”を堪能した。彼女も凄く気に入ったらしく、いい曲だね、と言いすやすや眠った。その後、Naimee Colemanの”Ruthless Affection”を聴いてわたしも寝た。)
ニック・メイスンのプロデュースで、”Rock Bottom”を引っさげ復活したロバート・ワイアットの”The End Of An Ear”以来の実質上のセカンドアルバム(マッチング・モウルを除く)の一曲目。

"Sea Song"

”Shipbuilding”、” At Last I Am Free”もよく一緒に聴いた。これらは彼の曲ではかなり有名な曲である。
もちろん他の曲もよく聴いた。”Nothing Can Stop Us”急遽ロバート・ワイアットが聴きたいのだ。
何故、ロバート・ワイアットが必要なのか、、、。

その理由の全てがこの曲にある。

不意に沸き起こる「情動」を冷まし清めて昇華してくれる音楽なのだ。
これを無私の優しさの強度と言わずして何と言おう。
激しさも、厳しさも、妥協も、生ぬるさも、愛情も、、、全ては自我の偏りの支配欲の波である。
何者も取り込もうとしない波。
そして、それだけではない。

阿寒湖のほんの一部、サッカーコートの半分位の場所だけで、マリモが丸く育つという。
もはや、そこ以外にマリモの育つ環境はない。
有り得ないほどの絶妙な環境が、植物学的に有り得ない(極めて光合成に不合理な)形体-球を創造-維持している。
不合理であり、不条理な存在を生かしてくれる有り得ない波。
そんな奇跡の「海のうた」だ。

この曲のスキャットがロバート・ワイアットの海を押し広げてゆく。
無限の彼方の燦めきにまで。
わたしたちをこの岸辺で夢想の内に、つなぎとめていてくれる。



Robert Wyatt 02



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