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エントロピー

cloud006.jpg

父の実家に行く。
娘たちが多額のお年玉をせしめる。
わたしの頃の10倍は貰ってる。
実際彼女らが物を買うときは、常にこちらが払うので、ふたりの下に、ただ貯まるだけである。
勿論、こちらからも居合わせた親戚の子供に配って歩くので、潤うのは娘たちだけだ。
もっともそれらは、銀行に積まれてしまうため、実体はない。
彼女らにとってはポイントが貯まってゆく感覚か。
元々、お金には実体がないのだから、あってないようなものだが。
ギリシャはきっと切実だろう。

わたしの部屋には、ゴミだけは自動的に確実に溜まる。
こちらは、実体である。
エントロピーの象徴でもあろう。
ありがたくも自然-宇宙を感じさせてくれる。


相変わらず、長女は車に弱く、途中3回休んでやっとの事で実家に着いたのだが、着いた途端に従姉妹たちと元気に遊び、お寿司を食べまくる。
うちで食べるより3倍は食べた。
全く遠慮は無い。
ケーキも食べる。
美味しい手打ちうどんも平らげる。(実はこれが一番のご馳走)。
何故かオモチャも集まってきたお姉ちゃん達から貰う。
いよいよ娘たちの遊ぶ部屋(元居間)の、エントロピー増大が加速される。
疲れを感じてきた。

娘2人は自分たちのカメラで写真も撮って回る。
実家の裏山にも走って登ってゆく。


帰り際に母親の実家にも回ることとなった。
滅多に来れないうえ、母の歳では機会を逸すると後悔が残る。
積もる話は半端ではない。
話の反復も半端ではない。
わたしはお茶をすすりながら、半ば白昼夢に陥る。

ついでにここだけは見ておきたいという母の思い出の場所も回ることとなった。
会話というものは、記憶を次々に呼び覚ます厄介なものでもある。
生きてる間に1度は行っておきたい、と言われて行かないわけにはいくまい。(また来そうな予感も結構するのだが)。
子供の頃の記憶を辿って行くのでそこが本当にそこなのか、今ひとつ定かで無い。
一抹の不安を抱えながら、小さな寂れた路地に分け入って行く。
母親は確信をもった足取りで歩いてゆくので、取り敢えず何でも良いことにした。
まだ昼過ぎなのに周囲は薄暗く静まってゆき、微塵もロマンチックな要素は無いミステリータッチの光景が開ける。
娘たちにとってはコワオモ・ホラーである。
表情が期待感でいっぱいではないか!
(正直、疲れが増大する)。

突然、此処だと立ち竦む母。
娘の頃よく遊びに来たという、名家の豪邸。
今や見る影もない残骸の山となっているのだった。
かなりの年月、打ち捨てられていたことがひと目で分かる。
廃墟(廃屋)などと呼べる様式は何処にも残していない。
エントロピーの恐ろしい負の圧力が蹲る。
よくよく見ると、太古のエイリアンの死骸と見紛う外車が、目玉を抉られ残骸の下に潰れているではないか。
(考古学者のような気持ちでよくよく見ると、ガソリンを撒き散らして走るシボレーであることが分かる)。

お化け屋敷に最近目覚めた娘たちは、怖くて楽しくて、キャーキャーはしゃいでいる。
勝手にやってろ!


時の重さ、無常さをしみじみ噛み締めながら、とぼとぼ戻ってくる母親を乗せてようやく帰路につく。
向かい車線はスピーディーに流れるが、こちらは遅い。
何と制限速度ぴったりでの走行ときた。

急に静かになっている。
気づくとみんな寝ていた。
あれだけ食いまくって、暴れてきたので当然だが。
みんな眠らなくてもよかろうに、、、。


小さい方のライトを灯す。


長女の心霊写真(笑。
jikka001.jpg


ついでに、次女の。
jikka002.jpg


いつごろ、何処で撮ったのかは、謎に包まれている。
(本人たちに聞いたが分からない)。

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COMMENT

No title

いつもお父さんは一人眠れない運転手ですね。笑
でも車ってあの振動が気持ち良いんですもの~。

でも、お母様孝行出来たみたいで良かったですね!

お嬢さん達が撮った写真・・・綺麗!!

ありがとうございます

最近、運転も自信がないんですよ。
体調のこともあり。

もともと運転自体好きで、自動運転時代になったら安全上のメリットは認めながらも、確実に人間の楽しみがひとつ減る寂しさは感じています。
どうも、しっくりきません。
マツダのロードスターやホンダのS660のような車が好きな人には、受け入れがたいでしょうね。
勿論、ランボルギーニやフェラーリは当たり前ですが、、、。
(ランボルギーニの自動運転なんて想像できないというか笑うしかないですね)。

話が逸れましたが、例の2枚はどこで撮れたのか分からぬ代物です。不思議なのですが、撮った本人たちも不思議な人々なので、驚きはしませんが、、、。

結構、世の中普通に暮らしていても、奇妙な現象ってありますね。
面白いとばかり言えないことも含め(笑。

また今年も宜しくお願いします。
ブログにもお邪魔させていただきます。

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絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
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