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月光

hikari001.jpg

また面白い夢を見た。

ひたすら彷徨い歩く。
夢はことごとく無意識の底を攫うような欲動で作動する。
恐らくわたし個人の力で動いているのではないため、いくら外面上大変そうでも、苦痛の内実はない。
ストーリーが劇じみていて、ユーモラスにも感じられる。
内面はなく表面だけの時間が流れているのだ。

何かを探してそこらじゅうを訪ね回るが、埓があかない。
しかし夢の特性か、疲れというものがない。
少なくともわたしの場合、夢で疲れたことはない。
とはいえ、心身ともに休まっているとは思えないところが微妙なのだ。
(眠りの効用はどこにある?休養などではなく、夢のための認識の場所なのだ)。
わたしは、イブ・タンギーの描く卑猥なほど顕な海岸沿いを、走るが何故か覚束無い。
気づくとわたしは、靴が脱げてしまっているではないか。

コーエン兄弟の「バートンフィンク」のエンディングの海辺の白々しい光景にも似ていた。
あれは、額縁に飾られた「絵」のめくるめく悪戯に他ならない。
ベルイマンの「野いちご」の冒頭の真っ白い夢にも重なってくる。
時計には針が無く、馬車が縁石に乗り上げると荷台から柩がずれ落ちた。
息を呑む自分の眠る柩。

そう、あれはキリコの街での出来事であったかも知れない。
夢の地層にあって重要なlandmark だ。


家に引き返すことを考えるが、靴もないのにどうして今更戻れるのか?
地が粉より爽やかな深い砂なのだ。
風も芳しく軽やかに、、、。
テアアンゲロプスの一面の砂浜から滑り落ちるチャンスなのに。
誰もいない部屋の暗がりになにをもって帰るというのか。


ひたすら彷徨い歩く。
するとたちまちカフカのKとなっている。

無意識は徹頭徹尾明晰で稠密な白色光に凝固していた。
影が無い事だけが、異様だった。





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COMMENT

No title

こんばんは。

GOMAさんは夢占いをした事がありますか?
私はたまに『これは気になる!』という夢を見た時だけですが調べてみたりします。
そんなに強烈な記憶が残る夢を見る事は少ないのですが。
良い結果だと嬉しいものです❤(ӦvӦ。)

ありがとうございます。

占いは、人類にとって非常に歴史と伝統のある文化ですよね。
西洋の占星術といい、密教の生命論に基づく占星法といい。

しかし夢占いというのは、ほとんど知らず、疎いです。
フロイトの「夢判断」は高校生のときに読んで、なんだこれと思って、暫くフロイトを敬遠してました。
中核的な思想を読まず、浅知恵であれを読んではいけませんよね。

占いと言えば以前、朝のTV占いで最下位の運勢でしたが、でも大丈夫、ラッキーアイテムは「ピンクのリボン!」
と女子アナが力強く言い放ってましたが、わたしがピンクのリボンでどうするのよ!と、、、まあ、どうでもいいですけど(爆。
話そのものが、どうでもよい方向に逸脱しました。すみません。
絵を描いていた頃は、枕元にノートを置いておき、目覚めと同時にメモりました。
そういう習慣を付けると、夢をかなり律儀に覚えているようになります。絵には、役立ちました。
面白いものです。
それの、人生における意味とかには、関心は生じませんでした。
夢における認識的な面白さに、こころが奪われました。

また、宜しくお願いします。
メッセージ頂けると、刺激になります。(記事のネタにも、、、)。

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プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

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