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仮面 ペルソナ

Persona.png
1966年スウェーデン映画
イングマール・ベルイマン監督・脚本


2人の女。
ひとりではない。ふたりだ。
はなす相手―もうひとりの自分が必要。
他者がなければ、発狂しかない。

沈黙と、とりとめのないお喋り。
又は失語症とセラピー。

錯綜から同調。
ペルソナの解体と融合。
カメラ―自意識―コラージュ。


結局、自意識が過剰になったとき、ペルソナが問題化するのか。
「本当の自分」というものが意識に揺らぎ浮上してくる。
役を演じていてハタと思い当たったり、自分のことを喋っていたりする時に徐々に強まる違和感から。
いや、異物感。
「いま在る自分」という。
そしてたまたま目の前にいる他者との間で、自分をまさぐり始める。
奇妙な陶酔と疎外感がないまぜになる場所が生じてゆく。

自ずと「本来の自分という虚構」を探り始める修羅場へと進展する。
女同士だとなおさらそうか?

当然、相手への投影、共感、混迷、反感、問いかけ、攻撃、、、。
いろいろな運動(衝動・情動)が繰り広げられ。
新たなペルソナの採用。
となる。


要するに、われわれは居心地よいペルソナを求めている。
居心地が悪くなれば、それは「本来の自分」ではないと感じだす。
沈黙も饒舌も同様に、ペルソナファンデーションを洗い流す契機-身振りに他ならない。

そして新しくファンデーションを塗りなおす。

ただ、人間というもの、その所作をかなりドラマチックにやらないと気が済まない。
神や政治や倫理や哲学などなど、、、。
つまり、本質や原理を求める。
いや、そういう物語に染まっていると言えるか。


たかがペルソナに、、、。

アンドレ・ブルトンは、かつてそんなものはシャツを着替えるくらいのものだ、と言っていた。


勿論、ベルイマンもそう言っている、、、。








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