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ダークシャドウ

Dark Shadows

Dark Shadows
2012年
アメリカ映画
ティム・バートン監督


ジョニー・デップ 、、、バーナバス・コリンズ
ミシェル・ファイファー 、、、エリザベス・コリンズ・ストッダード
ヘレナ・ボナム・カーター 、、、ジュリア・ホフマン博士
エヴァ・グリーン 、、、アンジェリーク・ブシャール
ジャッキー・アール・ヘイリー 、、、ウィリー・ルーミス
ジョニー・リー・ミラー 、、、ロジャー・コリンズ
クロエ・グレース・モレッツ 、、、キャロリン・ストッダード
ベラ・ヒースコート 、、、ビクトリア・ウィンターズ/ジョゼット
ガリー・マクグラス 、、、デヴィッド・コリンズ
イヴァン・ケイ 、、、ジョシュア

1970年代の香り
屋敷の内装、調度、荘厳というよりゴシック調の奇怪で過剰な装飾。
黄色い車(シボレー)
屋敷だけでなくティム・バートン色に染まった廃墟風の街。
ポップでサイケデリックな衣装と1700年代の正装
そして音楽、アリスクーパー

古典を追求したドラキュアのビジュアル。
凝ったメイキャップ。
死別した2人が時を隔てて再び出会う正統なストーリー。
特撮をフルに使いながら、セットや模型をできる限り精巧に作り、実写による臨場感を大切にしている。
さぞ試行錯誤を繰り返しながら撮ったことだろう。

そして何と言っても壮絶なアクション。
ティム・バートンの映画でこれ程の死闘(しかしコミカルでもある)を観た記憶はない。
制作スタッフがこれはアクション映画だと言っているのも無理もない。

そのキャストも豪華。
ジョニー・ディップ (バーナバス)200年の眠りから覚めたバンパイヤ。18世紀、水産業で富を築いた街を支配する大富豪であったが、召使のアンジェリークを捨てた為に呪われ、両親と恋人を殺され、自身も吸血鬼にされ生き埋めとなる。
エヴァ・グリーン (アンジェリーク)バーナバスの宿敵の魔女。彼を葬って後、名家コリンズ家を追いやり、自ら経営する企業でそのシェアを全てを奪ってしまった。現在は彼女が街の名士となっている。
ベラ・ヒースコート (ヴィクトリア、18Cはジョゼット)見えないものが見えることから両親に捨てられる。バーナバスの18世紀の恋人でもある。魔女アンジェリークの呪いにより、やもめ岬から落とされ死ぬ。不思議な運命に導かれコリンズ家に家庭教師にやってくる。
ミシェル・ファイファー (エリザベス)コリンズ家の女家長。今や女手一つで名家を支える。バーナバスと協力し家の復興を目指す。
クロエ・グレース・モレッツ (キャロリン)エリザベスの長女。1970年代典型のロック好きな反抗的な10代。知らぬ間にアンジェリークに呪いをかけられ狼少女にされている。
ヘレナ・ボナム=カーター (ホフマン博士)監督の奥さん。精神医学の博士でデヴィッドの心理療法の為招かれたが、何故かこの家に住み着いている。
クリストファー・リー (サイラス)ドラキュラ伯爵の本家本元。コリンズポートの漁師の親方。今回は彼がバーナバスに催眠をかけられる立場。
ガリヴァー・マグラス (デヴィッド)殺された母親の霊が見える少年。バーナバスと気が合う。ただ立っているだけで、説得力を持つカリスマ性を漂わせている。
アリス・クーパー そのまま。やはり歳をとったものだ。コリンズ家の舞踏会で、ライブをしっかり見せてくれる。まさに70年代の文化である。

他にもベトナム戦争について語るヒッピーも出てくる。ドラキュアとたっぷり語り合ってから血を吸われて殺されるが。
この時代を初っ端から堪能できたのは、物語の最初にヴィクトリアがコリンズ家に向かう間ずっと流れていたムーディーブルースの「サテンの夜」のせいでもある。街の情景に素晴らしくマッチしていた。(上質のミュージッククリップのよう)ただし「サテンの夜」は1967年に発表された曲ではある。この曲の後に70年代文化が目覚め花開く。


「唯一の財産は家族」とか「この家のことは、自分の体のように隅から隅まで分かっている」など、家、一族とかつての恋人を守ろうとするバーナバスの奮闘ぶりがゴシックタッチで描かれている。
ジョニー・ディップの18Cイギリス名門の貴族らしい誇張されどことなくぎこちない演技には終始惹きつけられた。
ドラマも伝統に則った古典的な様式美を意識した作りである。
しかしその表現はフルにCGや実写の特撮を駆使した壮大な世界に拡張されていた。


なんといってもディテールに至るまで徹底した絵作りに圧倒された。

Dark Shadows02

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絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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