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イコライザー

The Equalizer

The Equalizer
2014年アメリカ映画
アントワーン・フークア監督
米露関係も微妙なご時世に。
アメリカンヒーローとロシアンマフィアとの攻防だ。

デンゼル・ワシントン演じるロバートは、元CIA今はホームセンターに働き身を隠して生活を送る男。
クロエ・グレース・モレッツのアリーナという娼婦は、元締めに暴力を受けて苦しんでおり普通(昼間)の生活に憧れている。
この強力な主演者2人だからこそ、ここまで惹きつけるというところは大きい。

テーマは、痛快と省略、、、そしてハッピーエンドか?
ロバートは深夜習慣にしているカフェでの読書タイムに、アリーナに出逢い友情も芽生え、彼女のために一肌脱ぐ事になる。
それが巨大なロシアンマフィア組織相手に、たったひとりで立ち向かう事になってしまう。
しかし彼はとても冷静に、瞬時に立てた戦略通りに殺し屋たちを機械的に始末してゆく。
強敵を次から次へとバッタバッタ倒し、普通なかなかたどり着けない一番上のボスまでやっつけてしまう。
この映画、脚本・演出もとても特徴的なのだ。
いきなりマフィアの財源タンカーが大爆発したり、ホームセンターで死闘を繰り広げた3日後に、マフィアのトップの大豪邸に余裕でいつの間にか忍び込んでいる等、大規模な省略に唖然とする驚異の展開。
伏線も細かく張られていて、思わずニンマリさせられる。
この点は、この作品全体ならではの特徴と言えるだろう。


そして何より問答無用で主役ロバートが強い。しかも興味深い。
考えてみると、空を自由に飛びまわるスーパーヒーローよりも彼は強かった。(アベンジャーズの一員でもおかしくない)。
安心して観ていられるため、小気味よいのだが。
殺し方も普段の生活も、非常に几帳面でムダがないとくる。
ホームセンターの物をそのまま武器にしてしまう、創意工夫と拘りも凄い。
読書家。(そう言えばモーガン・フリーマンも読書家が似合っている)。
本以外は余計なものを持たない、最近流行りのシンプルライフ。
睡眠障害の気あり。
やたらと腕時計のタイマーをセットするが、実質それが何を意味するかは定かではない。
整理好きの潔癖症のひとつの表れと見てよいか。
金持ちであり、気前が良い。アリーナに餞別(一度は見受け)で、1万ドル近くをポンと出す。
取り敢えず、悪人にも立ち直る機会を一回は与える主義。
(実は秘密で超能力を使っているフシもある。あのバスから、現地への瞬間移動など)。

「そうなりたいと望むなら、何にでもなれる。」
「世界を変えろ。」
不安気な彼女アリーナに、「完璧より前進を。」
確かに完璧を目指したら、進めない。
このヒトにそう励まされたら、その気になってしまうか。

こうしてネガティブな思いに沈みがちなヒトを暖かく支援し、活き活きと再生させる。
肥満の警備員などその最たるものだ。
終盤には頼りになる男になっていた。
アリーナしかり。
今、求められているのは、このような完全無欠のヒーローなのか!?
いたら助かる事は確かだが。
(始末した連中の屍体処理を迅速にする上部機関がないと、混乱が起こるだろうとちょっと心配な点もある)。


彼女が自分で歌を入れたCDの「感想聞かせて」と言われたはずだが、、、言ってなかったな。金はやったが。
何か言ってあげたら、彼女の今後にとってとても励みになったはずだ。
清々しい終わり方で後味よく、安心した。
なかなかこんなにスッキリしたハッピーエンドは見られるものではない。
とても美味しく爽快な清涼飲料を飲んだ気分。

続編が作られてもよいと思う映画である。


ボブという名のヒトは、本を読むタイプではないことを知った。



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