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宇宙に眠る

Pluto moons

次女と子供センターに遊びに行き、運動系の部屋はもう入り込めない状況であったため、図書室で本を読むことにした。
長女が体調がすぐれず、予定がことごとく見送りとなり、次女がお散歩くらいしたいというので、一緒に出かけることになったのだ。
彼女は、子供図鑑の宇宙の巻をテーブルに持ってきて、眺め始めた。
そこですぐに気づいたのが、「冥王星」のページである。
まだ、ニューホライズンズからのデータはないので、例のぼんやりした縞模様の冥王星の写真だけなのだ。
最近初めて冥王星をネットで見た小学生は、その精緻な画像が源イメージとなるのだろう。
細かいデータについても、今回の探索でかなり修正された。
つい先ごろ冥王星の青空までもが、Web上に載っていたものだ。

これから、冥王星や火星に限らず、宇宙に関してはどんどん新しい事実がデータで示されてゆくのだろう。
そうそう、メッセンジャー探査機の水星の磁場観測も忘れてはならない。果たして水星に内部活動(ダイナモ理論による)が残っているのか?減速スイングバイを7回もして漸く軌道に乗ったのだ。しかし新事実は結果的に更に新たな謎を呼んでいる。
もう次の観測機が2機(一つは日本製)一緒に打ち上げられる予定(2016年)だ。
水星には数千億トンの氷も貯蔵されているという。太陽間近を巡っているのに-200℃の永久影とはどんな世界であろうか、、、

今後は太陽系の外からデータが送られてくるだろう。
何と言っても、ハッブル宇宙望遠鏡の観測成果が大きい。
惑星状星雲の正体も確認でき、大変美しい宇宙を見ることもできた。
新しい理論や仮説がその度に生まれるのも面白い。
世界がその都度、書き換えられ、膨れ上がってゆく。または、異なるものとして考えられてきた体系が新たな数式で、統合されシンプルになってもゆくはず。
そんなことを、つくづく実感した。

最近、新しい発見、発明のニュースが目に付く。
また、小学生の女子が発明特許をとったという。
世の中悪い流ればかりではないと感じるところである。
(ただ、危ないのは、ネット上のデータは全て改ざん可能である。
何らかの情報操作には細心の注意が必要だ)。


勿論、宇宙ばかりではない。

鬱病やメタボ症候群に深く関わる、「睡眠障害」に関しても光明が射してきた。
これまでは、脳全体の興奮を抑えることで眠りを誘う薬で対処してきたものである。
しかし視床下部から分泌されるオレキシン(神経伝達物質)の発見が、睡眠のメカニズムを解く糸口となる。
オレキシンの増加によって覚醒中枢が活性し、減少に従い睡眠中枢により眠りが誘導される事実が判明した。
まさに睡眠と覚醒を調整する物質(日本人の発見)である。
つまりオレキシンレセプターを塞ぐことで、覚醒信号が神経に伝わらないようにすればよい。
睡眠メカニズムに直接作用し眠りを誘発する手法が可能となった。
そこで開発されたスポレキサントという物質がその役目を果たす。
すでに創薬されているそうである。
いまやテクノロジーの発達によって、因果関係を強力に突き止められる手法が生まれている事が大きい。
光遺伝学によって即時に神経伝達物質の身体的作用が調べられる(日本人の開発)など、検査機器の発達は研究を加速させている。
ナルコレプシーについては、逆に覚醒状態を維持するため、覚醒物質と同等の物質を作りオレキシンレセプターに受容させる新薬のプロトタイプができているという。


動物にとって健康な状態で何時間も意識を失うリスキーな生理機能のメリットが小さいものであるはずがない。
もしさして意味のないものであれば、進化論的に言っても消滅している機能であろう。
しかしそれが何であるかは、全く分かっていない。眠りも宇宙に相当する謎に満ちている。
睡眠とは何かを解明するために、睡眠を作動させる遺伝子の探索が始められた。


時計遺伝子の調査から体内時計の周期が計れるシステムはすでに作られている(日本人によって)。
各個人の固有睡眠時間も割り出されれば、やがてオーダーメード医療にも繋がってゆく。
娘達が大人になった頃に、それら医学の研究成果が享受できるようになっているとありがたい。
ついでに、地球に似た星の探査が進めば、地球に対する意識も深まる気がする。


次女と輪投げを楽しんで、帰った。



映画「メランコリア」でひとつ、ずっと気になっていることがある。
「私たちは滅んだ後、どこかの星に転生できるかしら?」と縋る思いで尋ねる姉に、妹はこう答える。
「この宇宙には、私たちの他に誰もいないの。」キッパリ、確信をもった声で。
そしてあらゆる希望を絶って、地球は宇宙の塵となる。

果たしてどうなのか、分からないが、存在は生において孤独から解かれることはないといえるか。

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