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L.A.コンフィデンシャル

LA.jpg

1997年度作品。
50年代のLAの警察内部の抗争を描いている映画であった。
街や人々の雰囲気も濃厚に描かれていた。

”ロロ・トマシ”
dying messageの重要さを感じた。
わたしもせめて、遺言だけでもしっかり書いとかなければ、と思う。


「オフレコ事件簿」とは、こういうものになるのか。
確かに同じ原作者のもので、「ブラックダリア」もこんな汚職塗れであった。
LAというか、アメリカ警察はこういう感じなのか?
まさに私利私欲、欲望渦巻く世界である。

そこにあって、自らの信条とプライド(屈折)を貫くとは、、、。
あくまでも自分流正義なのだが。
なかなかのものである。
それぞれスタイリッシュに決めている。

この作品、ブラックダリアからみると、随分スッキリ観ることができる。
最初から最後まで全くダレる余地がない。
あまりに入り込みすぎて、あっという間に終わってしまった感が強い。
わたしは、ほとんどの映画が長く感じてしまう方であるため、希な経験である。
脚本がしっかりしていて、引っかかることがない。
重層的で見事な流れである。
そして俳優の演技が皆、圧巻だ。
全ての役柄が活き活きと際立っている。
それだけに密度が濃い。
これで途中でトイレに立てるわけがない。

やはり、ケヴィン・スペイシー 、ラッセル・クロウ 、ガイ・ピアース 、ジェームズ・クロムウェル 、キム・ベイシンガー の卓越した個性と演技でグイグイ惹きつけられてゆく。
4人の刑事のそれぞれの生き方の違いと、その絡みと更にガイ・ピアースの変化を充分楽しめる。

さらにラッセル・クロウはこの演技で一躍スポットライトが当たったようだ。
後のビューティフル・マインドでは、まさに対極の演技が光ることになる。
彼は演技の幅が広いというか極端な役柄の演技が冴える。


さてクライムサスペンスとしてよくある、上に認められない独自捜査がここでも主人公たち刑事によって展開される。それぞれの動きは、その黒幕はちゃんと掴んでおり、巧みに罠をかけるなど対応を怠らない。
ここでは、3者3様の個性の滲む魅力的な動きから、ケヴィンとガイのコンビによる捜査、そして終盤のラッセルとガイの「落ちこぼれと優等生コンビ」の怒涛の活躍に移ってゆく。
勿論、その脇を話の支流がすべて交差するように流れてゆくところも見事である。
もっともそれが定石かも知れないし、その意味では変わったプロットを特別に捻り出している訳でもない。
特別に派手な動きも見られない。
しかし、これだけ魅せるということは、やはりその完成度の高さ所以なのだろう。
脚本とそれを具体化する俳優の極めて高いレヴェルの達成によるものだと言えよう。


久々のよく練られた時間を感じさせない映画体験であった。



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