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トレインスポッティング

trainspotting001.jpg

"Trainspotting"
なんだこの映画のエンディングは?
妙に爽やかな青春映画ではないか!
希望に溢れて疾走してるぞ。
平凡な暮らしに憧れるみたいなこと言って、、、。


1996年当時のロックの名曲が流れる。イギー・ポップ。わたしは当時あんまり聴かなかったな、彼は。
どちらかと言うと、ピンク・フロイドのシド・バレットで終わっていたから。
名優イアン・マクレガーの若き日の姿。
こんな役やってたんだ。
なかなかコミカルでシニカルでボロボロである。
そしてタフである。

わたしはこの世界に接したことはないが、彼らが得た創造に深く感動した覚えはある。
それはたくさん。
例えば、ジョージ・ハリスンの”ビーウェア・オブ・ダークネス”は麻薬なくして生まれる曲とは想えない名曲中の名曲だ。
何度聴いたか分からない。
デヴィット・ボウイの”レディ・グリニングソウル”だってそうだ。
曲を聴けば薬の匂いがする。
(実際に嗅いだことはないのだが、分かる)。

アレイスター・クロウリーやティモシー・リアリー、カルロス・カスタネダ、、、
アンリ・ミショーも勿論含め、それらの成果に随分影響されてきたことは確かだ。
普通では作れないひとつの文化が創造されたことは間違いない。

薬を創造実験に使っていた人はいるが、しかし大部分は、この主人公のように、無軌道に打ちまくっていたことが分かる。
禁断症状とエイズ。暴力と喧騒。親の分からない赤ん坊。
窃盗と麻薬の売買。
懲役とリハビリ措置。
薬を何度絶っても、電話をかけて取り寄せてしまう。
依存性と刹那主義。
虚無と無秩序に溺れ、、、。

あのこの上なく汚い便器に頭からすっぽり入って南海のマリン・ダイビングのように麻薬を探しに潜る姿は何とも、この映画独自の人魚姫ファンタジーだ。まず他のどんな映画でも真似できまい。
それから、薬を打ってそのまま倒れ病院に緊急搬送される場面での”パーフェクト・デイ”(ルー・リード)。
笑うに笑えないものであった。(赤が効果的であった)。
あんな風にぞんざいに運ぶものなのか、と感心した。
もう、パターンができているとしか思えない。

しかし主人公は結構、したたかで順応性も高い。
友達のおかげで失業するが、いつでもやろうと思えば何でもできるパワーがある。
波に乗ればそのまま勢いで行ってしまいそうだ。

くすねた金をうまく使いさえすれば大丈夫。
友達とはもう縁を切ろう、というところだ。
少し複雑だが、前向きな表情で突っ走る。
こちらも何故かワクワクしてくる。


不思議な映画だ。







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