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贅沢な時間

今夜は、「消滅した時間」奈良原一高/1975朝日新聞社刊をゆっくり味わいました。
写真というより光画と言う方が当たっているように感じます。

ニューヨークのゴールドラッシュのゴーストタウンやインディアン居住区などを撮ったモノクロ写真群は作者も言うように「別のプラネットの光景」のようです。

まず来るのは、これほど美しい光と影のコントラストを観たことない、という感動です。

フォトショップで加工された写真や特別フィルタを通した写真、特別変わった場所や物を切り取った写真はよく見かけるものですが、これは言わば、奈良原一高というフィルタを通し見られ切り取られた時間の断面と言えるでしょう。どれも見事に時間が結晶化し、消滅しています。時間の重層された鉱物の断面を見るような眼の奥の疼くような恍惚感に酔います。それでいて常温で醒めている。透徹した光景ばかり。浮遊感すらあります。そうかれの写真は何を撮っても重くならない。

これを見ると時間と言うものは単純なものさしではない、幅のある固有のものだということが想い起されてきます。

本当に贅沢な時間を過ごしました。

わたしが言うまでもありませんが、優れた画集、写真集は本を読むのと同様の特有の時間の流れがはっきり存在しますね。


以前エルンストのコラージュ画集でお伝えしましたが。
また、これはと言う写真集・画集のご紹介をしていきたいと思っています。




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