カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

時をかける少女 ~ ニューホライズンズ

tokikake.jpg
細田監督のアニメではない。  
それは、まだ観てない。
ずっと昔の大林監督の映画。

TV放送があったので、観た。
わたしにとっては小さくないカットがあり気になった。
その上まず、びっくりしたことは、原田知世の声である。
その響きに当時の映画の音響を聴いた。

慣れるまで中盤までかかった。
こういう声でかつて観ていたのか?
意外に思えた。
さらにこれほど演技が素人ぽかったか?
これは最後まで引っかかった。
ずっと危なっかしくて、新米アナウンサーのニュース読みを思わず見守ってしまう感じであった。
(これはもしかしてアイドル映画だったのか?)

特撮効果も隔世の感は拭えない。
しかしそれはそれで何とも言えない説得力がある。タイムリープのあの視覚効果は絶妙。
そして懐かしさも。
仄暗い理科室の中でのフラスコから煙るラベンダーの香り。
いつか自分もいたかも知れない、あの呑気で平和な授業風景。
尾道の階段の多い街並みと部屋や調度品、特に人形のノスタルジックな光景。
素朴で穏やかな人々。あの焚き火をする老夫婦。
「モモクリ3年」の童謡。続きの歌も勿論。一緒に唄いそうになる。
「ふかまちくん」耳に残るリフレイン。
次々にテレポーテーションしてゆく光景。ふかまちくんとの秘密のやりとり。
大学の薬学部の研究室。それと知らぬ再会。
わたしにとって映画の原体験ともなった、はずだった。


しかし、、、。
記憶は書き換えられる。

わたしはLily Chou-Chouのあの空気にむしろ郷愁を覚えている。
あの殺伐とした蒼い世界からわたしも抜け出てきた。
いまはそう思える。


タイム・リープを繰り返してきたような感覚はないが、時間を乗り換えてきた感はある。
常に記憶とは、現在の身体知によって編成される。

尾道の光景とあの童謡には変わらず惹かれるものの、かつてのときめきは薄れている。
わたしの側の鋳型のピースが幾つも抜け落ちてるに違いない。
そう、特に初めて見た頃は主人公が薬学部の研究室に残り、ひたすらもはや誰かもわからぬ彼を待ち続けているときに、それと分からず出遇う場面ににたまらぬ切なさを感じたのだが、、、。


かつて大事だったものも、たくさん片付け捨てている。
それは、もうそれに「ときめき」を感じないからだ、ということを片付け名人が言っていた。
その通りだと思う。
(ここのところ、よく物を捨てている。ときめかない物が増えたのは事実だ)。


7月14日。
今日は9年越しのニューホライズンズの冥王星最接近(12500km)による、もっとも鮮明な写真の送られてくる日である。

まずは、どんな模様が見られるのか。
何より、その色は?
有機化合物の色は見られるのか?
太陽系の誕生秘話が明かされるのか?

すでにNASAには映像が届いているはず。
これ一回限りの撮影に「ときめき」を感じる。
逐次公開されるのが楽しみ。
特集番組も組まれるはず。

Pluto.jpg

関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: