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ウィズネイルと僕

Withnail and I

ジョージハリスンが絡んでいる、と言うことで見てみた。
いや実は迷った。
どちらにころがるのか、不安があったのが正直なところ。
(絡むというか制作総指揮だ。ジュディーフォスターがコンタクトで果たした役割)。

しかし見終わってみると、、、。
なんと渋い映画ではないか。
ペーソス溢れる本当に味わい深い作品だ。
人生というものはことごとく、こういうものなんだという感慨がじわじわとこみあげてきた。

淡々とひとの無力さと切なさがあっけらかんと描かれてゆく。
何のドラマもない。
曇り空が広がり、、、。
ロンドンは、あんなに雨ばかりなのか?

何からもとリ残された2人の売れない俳優。
別に売れなかろうが、俳優であろうがなかろうが、寄る辺ない身は誰もが似たようなものだ。
それを意識する度合いによる。
しかし、とてもやっていけないくらいにどん底では、荒むばかりだ。
アルコールと薬に走る。溺れる。

郊外に逃げてみても、何がどう変わるものではない。
あたりまえのことだ。
環境の問題ではない。
却って厄介事が増える。

選択の余地がないのだ。
孤独は誰にもどうにもできない。
プライドも捨てられない。
しかし自分たちは常に一方的に選別される身なのだ。

何であろうが、自己意識(イメージ)がどうであろうが、人は選ばれなければ生きてはゆけない。
認められなければ、一歩が踏み出せないのだ。

やがて僕が役にありつく。
相棒のウィズネイルとは、お別れということになる。
取り残される彼はシェークスピアをひとりで演じ、拍手の代わりにシャワーのような大雨だ。

そんなものだ、と思う。
僕はまたいつかウィズネイルを思い起こすことがあるだろうか?
あっても、思い出したくない記憶かも知れない。
いや、監督の若いころの実体験が元にあるのだとしたなら、、、
何とも言えない苦くも愛おしいトーンに染められた思い出に編集されるのだろう。


ちょうど、この映画のような。


ジョージハリスンの”While My Guitar Gently Weeps”が聴けるというのもこれを観る理由の一つだったのだが。
ほんの数秒遠くのラジオで鳴っていたような気がする。

それはないよな。


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