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GOMA28

Author:GOMA28
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パトレイバー 特別編

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パトレイバーというものをこれまで見ようとも思わなかったので、今回初めて見てみた。
最新作、首都決戦というのを封切るに当たりその前日を狙ってTVで放送されたものだ。
映画にしては妙な構成だな、と思ったら特別にこれまで発表した短編7つを編集してひとつに組み込んだそうだ。
それをもって、特別版なのか?
これはまた大サービスである?
しかしそれをやる意図とは企画とは何か?
新作を映画館上映するにあたり、それまでのパトレイバーをしっかり復習させておいて、その続きが見たいと言う動機付けをさせ封切りに持っていこうということか。

7つの短編をひとつに編集するなんて、大変な労力と言う前に、そんなことが可能なのかとも思う。
実際に見てみると、ひとつの映画というより、オムニバス映画風だが。

エピソード的には、いろいろな内容がせめぎ合っていても良い。
エピソード間に繋がりがあろうかなかろうかはどうでも良い。
断片的に、登場人物の誰を主体にして、視線が代わって描がかれようが、こちらがついて行ければ構わない。
全体を通しとてもコミカルなアニメ風なタッチで描かれた実写という感覚だ。
ユーモアやギャグが特にアニメ的表現である。
押井守監督の映画は、「イノセンス」「攻殻機動隊」などのアニメは非常にシリアスで緊張感のある実写的な作りである。
それに対しこの実写版には、彼のアニメとかなり対照的な制作姿勢がみてとれる。
意図的に制作方法を変えて撮っているのだが、その理由・必然性は分からない。

実写版とアニメ自体をそのように形式的に分けて(逆転して)撮る方針なのかどうかは知らない。
その判断は、この監督の映画を、特に実写版を、もっと見てからにしたい。
パトレイバーシリーズを特別なものとして描いているのかも知れないし、これについてこれ以上言及できない。

さて、この映画、ハロプロの真野恵里菜やエキゾチックでスタイリッシュであまりにクールな太田莉菜が際立つ存在である。筧利夫も彼独特の雰囲気で物語の基調を作っており、総じてアニメチックで、典型的な表現に対するオマージュというかパロディめいた描写が窺える。
カッコ良すぎる太田莉菜の銃アクションや師弟対決など特に。
実際、様々な要素が詰め込まれている。
真野と福士誠治の絡みはそのまま軽いラブコメアニメのノリだ。
テロリストも昔やっていたTVの「さそり」など思い浮かべる、既視感たっぷりの配役だ。

何というか監督の楽しみ、趣味に付き合わされている感も拭えない。
「警視庁警備部特殊車輛二課」という冗談にせよ、
趣味特有の執拗なディテールへの拘りもメカやその薀蓄等に見られる。
そもそも、レイバーというガンダムめいたあの人型スーツは予算難の警視庁で実際どの程度の存在意義があるのか、と考えれば、真野恵里菜に操縦してもらう目的以外に思いつかない。
元々感情移入等しようもない作品ではあるが、われわれもそれに乗っかって楽しめれば良いではないか、ということかも知れない。

ならばそのスタイルに徹底的に拘ってもらいたい。
太田莉菜の超クールなアクションと、真野恵里菜の文句吐きながらのレイバーによる奮戦である。

ただし、また見ようと思うかどうかは、微妙だ。
ハロプロと言えば、矢島舞美が出るなら、もっと面白そうな気がする。
アクションが厚くなるし。
これはあくまでも押井さんの趣味の世界だから、どうこう言うレベルの話ではないが。

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