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娘の蒸発

okasi.jpg

午前中に娘たちの好きないつもの公園に行くことにした。
はっきり言って、今日で3日連続である。
しかも支度をしてから車に乗るまでが、次第に伸びている。
おめかしにかかる時間が増えているのだ。
髪を何時までも梳かしており、服も何着も着替えている。
公園に遊びに行くんだよ。
というのだが、白いドレスを着込んで姿見で確認していたりする。
あまりかかるものだから、もう行くよと言って玄関を出ると、流石に急いで着いてくる。

だが、変なコーディネートだったりする。
あまりにおかしい時は、着替えさせる。
汚れては困るものも、お着替えである。
公園で泥団子になるのにお洒落は禁物だ。
しかし、そこそこのお洒落はどうしてもしたがる。

今日も何だかわからぬヒラヒラした格好で車に乗ってきた。
しかも、チャイルドシートを先週外したのが嬉しいらしく、助手席か一番後ろの席に座りたがる。
決してこれまで座らされてきた、真ん中席には座ろうとはしない。
シートベルトも自分でさっとやってしまう。
違う席に座るだけで楽しそうだ。

大人になった気分に浸っているのが分かる。
走っている最中にも、スピードや車線の注文をしてくる。
大好きな手島葵の曲になると音をふたつ上げてなどと言う。
今日も自転車の予備輪をいつ外すかという話になった。
外す前に何処で練習しようとか、練習の必要性があるかどうかという長女からの疑問も出た。
そんな相談をしているうちに公園に到着する。

いつものように緑ネットの山をてっぺんまで登って降りてくると、フィールドアスレチックに行きたいという。
少し前までは、フィールドアスレチックのコーナーは、うんと大きなお兄さんお姉さん専用の場所で、彼女らには敷居が高かった。
しかし、もうすぐに自分から走ってコーナーに入り、どんどん綱を渡って行ったり、ネットをくぐって登っていったり、ぶら下がったり、ボールに立って乗って向こうまでスーっと滑って行ったり、自在に遊べるようになっている。
いちいち手出しをする必要もないし、特に安全を確かめる必要も感じなくなっていた。
わたしは彼女らが目に入る木の幹に腰掛けて、暫くiPhoneのメールを確認していた。
6plusに替えたばかりで、設定が一部気になるところもあったため、少しばかりそちらに専念してしまった。

ふと周りに目を向けると長女は芸亭めいたことをしていた。
が、次女が視界にいない。
落ち着きのない次女である。
どこかをちょこちょこしているのだろう。
と思いつつ長女を呼び、徐々に場所を移して探し始めるのだが、一向に見つからない。

かなり範囲を広げて長女と二人で探すのだが、それらしき娘はいない。
長女も流石に少し心配そうにしている。
いつもじぶんかってにどこかいっちゃうんだから。
確かに落ち着きはなく、何も考えずに何かやってるのが次女である。
脳裏に園内一斉放送の間の抜けた予感が過る。
われわれも暫く彷徨いながら、なんとも言えない不安な気分になってゆく。
これはちょっとまずいかも、、、。

と思いかけた時である。
ニッコニッコ顔の次女が、そう背の丈からすると小学3年生くらいの男子と一緒にいるではないか。
しかも何か食べている。
すぐにつかつかと大股で近づき、何やってんだ!パパの傍を離れちゃダメじゃないか!
そんなことしてるともう何処にも連れてかないぞ!
公園中に聞こえるほどの大声で怒鳴り、次女の腕を掴みグイグイ引いて駐車場に向かった。
あの子は確かアスレチックに入った時に次女に妙に馴れ馴れしく話しかけてきた子だ。
知らぬ間に行動を共にしていて、クッキーもあげていたようだ。

普通なら、もう充分遊んだから帰ろうと言っても、もっと遊ぶとダダをこね大概、後一時間ね、となるのであるが。
今回は、二人ともすごすごとついてくる。
顔は凍りついている。
長女がもう帰ろうね、パパがすごくおこってるし。
と、次女に事態の確認をしていた。

それにしても危ない娘である。
美味しいお菓子あげるよ、でフラフラついていく可能性がある。
うちに帰ってとくとくと話して聴かせねばならない、と思いを巡らしつつハンドルを握った。
いつもは煩いくらいお喋りの絶えない二人であるが、一言も話さず、真ん中の席に並んで座っている。


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COMMENT

良かったですね!

ちょっとドキッとするタイトルでしたが
ご無事で何よりでした☆

この”蒸発”時間がもう少し長くなってしまって
親の心配のリミッタ―を振り切ると
再会時、
叱るより抱き締めるパターンになる
子供にとっては、少し理不尽?な成り行きに・・?

>一言も話さず、真ん中の席に並んで座っている。

お利口さんですね^^
すべてを悟った反省ぶりが可愛らしくて
・・・堪りません。


ありがとうございます

ホントにお世話になっています。
と同時に、トホホです。
まあ、なんて危なっかしい娘か、、、。

いまでも見つけた時のニコニコ顔が思い出されます。
困ったものです。

これから先がなかなか大変そうで、こちらとしても踏ん張らないといけません(笑



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Author:GOMA28
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