月のある地球

昨夜スーパームーンでした。
十五夜の次に。
ここのところ月が話題である。
地球には、月がある。
今地球型惑星を何故か血眼になって探しているが、地球のような月をもった惑星は他にあるだろうか?
これがかなり大きい。
地球人にとって、大変大きい。
身体にとって、精神にとって。
こんなお話なども生まれて来ない。
「ある晩、お月さんがポケットへ自分を入れて歩いていた 坂路で靴の緒がほどけたので 結ぼうとうつむいたハズミに ポケットからお月さんが転げ出て 急雨に濡れたアスファルトの上をコロコロコロと転げ出した しまったと思ってお月さんは一生懸命に追っかけたが お月さんは加速度を増して転んで行くので お月さんとお月さんとの距離が次第に遠くなって行った そしてお月さんはとうとう ズーと下の青い霞の中へ自分を見失ってしまった」稲垣足穂
こんな覚えの有る人はかなりいるとも思う。
わたしもかなり昔に自分を青い霞の中に失ってしまったように想う。
それも何度も何度も。
覚えていない。
幼虫が蛹になり成虫になるように。
または輪廻転生。
進化。
このお話はアナロジーではない。
まさにお月さんが自分を見失った話だ。
月が月でなくなったという月の話。
目眩がする。
死もこんなコズミックドライブ感覚なのか?
爽快である。

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月〜ほんの一時、月のことを想いましょう
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