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GOMA28

Author:GOMA28
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実は観てしまった。

moon07.jpg


今日は観る日ではないのだが、何とはなしにひとつばかり観てしまう。
「ダーク・ハーヴェスト」というの。
面白くはない。新鮮さはない。確認と了解のみ。
ホラーなんだろうが、「どうしようもない閉塞」がテーマだ。
その中で何とか共同体を維持するための、あれは供犠の一種か。
閉じた環境の生む狂気である。いや、人の狂気が閉塞空間を生むのか。

そもそもあの異常な個体はどういう過程で作られるのかがブラックボックスだが、通常、異常な個体が家庭内で生まれる過程自体がブラックボックスだ。それを辿り切るのは不可能。しかしここではシステマチックな魔法的な手法でそれを生産していた。
意地の悪そうな浅慮の塊のような表情をした老人がそれを受け持っている。
それで毎年異常で超常的な怒りに燃えた個体がハロウィンに街やって来るのだ。
それを狩ることで次の年の街は繁栄を約束される、ってよくもそんなことを全員に信じ込ませたものだ。
だがそのような共通感覚とパラダイム~共同幻想は生み出せる。
恐怖と暴力による権威~物語により。それを主導する組織はギルドと言っていたが。正体は明かされない。
中枢組織は実際あってないようなものであることは少なくない。単に誰もがそう信じているだけという場合も多いもの。

その怪物を若者たちが競い合って狩り、実際に殺した者が英雄となり、その一家は豪邸を貰い、殺した英雄はスポーツカーを受け取り、彼にだけ街の外に出て行く特権が与えられる。だが実際は街道の途中で待ち伏せられており、そこからトウモロコシ畑に連れて行かれ殺されて埋められ、頃合いを見て掘り出されカボチャの面をつけられて案山子のように磔にされる。そしてハロウィンの日に街に向け放たれ暴れ狂う。人々を惨殺して行く(この辺はよくある仮面物のキラーと同様)。お伽噺のような流れである。
その怪物を狩った者がその年の英雄となり、、、と反復されてゆく。とは言え、こんな感じで死んでゆけば街の人口自体が減少してゆき衰退の一途をたどるだけであろうに。
どんな形をとってもまともな感覚の人は逃げて行くはずだし。

moon04.jpg

主人公の父親の苦悩にホントに共感できるが(この男にだけ共感したが)、ともかくどうしようもない閉塞なのだ。
この日夜わたしを悩ます閉塞性。
身体への閉塞。
環界への閉塞。
他者への憎悪。
親への憎悪。
この循環と反復。
抑圧と爆発。

このどうしようもない怒り。
大分以前、「通告」と「暗黒街のふたり」でも書いているが、その対象は何も分かっていない。その程度のものだから仕方ないにせよ。
これらもその一部だ。ひとつの現象。

ともかく、何にせよ、邪魔な馬鹿は邪魔。
この父親は、モンスター化した息子に自分のコミュニティであるこの街全てを滅却するように謂う。
勿論、息子もそのつもりだ。
そこから動けない。脱出不可能なら、その枠を消滅させるしかない。
内容諸共。
これは、そのまま全的崩壊に繋がる、論理的には。
大変ロマンチックな。

この物語自体はとても極端で荒唐無稽でグロテスクであったが、構造自体、遍在する。
当たり前だから。
あまりにも。
だから面白くはない。
トーンのノスタルジックな1960年代に設定した理由は何なのか、、、。

darkmoon.jpg


普通の映画記事もこんな形式にしようかな。
思い付き重視(笑。
もう飽きて来たし、基本情報など書く気しない。





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