グレイテスト・サマー

Summer '03
2016
アメリカ
ベッカ・グリーソン 監督・脚本
ジョーイ・キング、、、ジェイミー(16歳高校生)
ジャック・キルマー、、、ルーク(神父を目指す青年)
スティーブン・ラフィン、、、マーチ(ジェイミーの親友、家で毎日パーティーを開く)
アンドレア・サヴェージ、、、シラ(ジェイミーの母)
ポール・シェア、、、ネッド(ジェイミーの父)
ローガン・メディナ、、、ディラン(ジェイミーの従兄弟)
エリン・ダーク、、、叔母(ディランの母)
ジューン・スキッブ、、、祖母
”グレイテスト・サマー”なんていうから観てしまったが、、、
何だかよく分からない噺であった。
最初から最後までドタバタしていて落ち着かず、、、結局何だったのか分からず仕舞い。

ヒロインは、クロエ・グレース・モリッツを庶民的にしたようなジェイミーという女子。
なかなかの熱演だが、よく分からない子。いや思春期だから分らなくて当然か。
祖母が臨終のときに家族それぞれに訳の分らぬことを言って逝く。
息子に言ったこと以外は他愛もない下らぬ話だが、祖父が実は違うひとでまだ存命していることを知り、ジェイミーのパパは、祖母が嫌っていたユダヤ系のママに葬式を丸投げしてホントのパパを探しに行ってしまう。

その間、祖母の放ったことばが皆、気になり夏休みの調子が狂ってくる。
(祖母の謀か、無邪気に言ったことに過ぎないのか、言葉を無責任に放つ者はとかく迷惑をかけるものだ)。
父はドイツに本当の父を探しに行き、、、
母は仲の悪かった祖母の葬式を丸投げされ泥酔して踊りまくっており、、、
仲の良いディランは、お前はゲイだから遠くに行くように言われ幼いのに車を運転して出掛ける、、、
ジェイミーは、それ程混乱するようなことを言われたとも思えないが、教会に行くとこれから神父になる青年に一目惚れしてしまう。
(まあ恋愛絡みのアホなメッセージは受け取ってはいたが)。

神父にこれからなる青年が何故、ジェイミーの求愛を受け容れるのか、屋外の野原みたいなところでイチャイチャしていれば当然目に付くことが分かるのに、何故そうしたのかが分からない。
お互いにどういうつもりなのか。
単に刹那的な暴走という感じでもなかったのだが、、、。
ディランは何度も車を運転して遠くに行こうとするが、そもそもゲイなのか?
自分はどう感じているのか、さっぱり分からん。
叔母も今一つ立ち位置が分からなかった。
母もどういう人なのか、ユダヤ系と言うだけで差別されカリカリしていたが、
途中から入りこんで来た超差別主義者のホントの祖父(父のホントの父)も何だかよく分からない頑固者のまま。
終始、マーチがジェイミーのことを親身に気にかけ彼女を守ろうとしている事だけが見て取れた。
結局、ジェイミーが頼れる親友はマーチだけだと分る。

しかし噺自体はジェイミーの無軌道な我儘な行動とそれに呼応した神父を目指すはずの青年のいい加減さが周囲を巻き込んでいただけのもの。
詰まり噺自体全くどうでもよいもので、何なのよというレベルである。
ジョーイ・キングが適度に可愛らしかったのでどうにか最後まで観た、という感じ(笑。

お勧め要素は特に無い。
暇ではないのに暇つぶし映画を観てしまった。
AmazonPrimeにて
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