バイオハザードIV アフターライフ

Resident Evil: Afterlife
2010
アメリカ、イギリス、ドイツ
ポール・W・S・アンダーソン 監督・脚本・製作
トムアンドアンディ 音楽
ミラ・ジョヴォヴィッチ、、、アリス・アバーナシー
アリ・ラーター、、、クレア・レッドフィールド(アリスの友人、デバイスでレッドクイーンに操られる)
ウェントワース・ミラー、、、クリス・レッドフィールド(ロサンゼルスの刑務所生存者、クレアの兄)
ボリス・コジョー、、、ルーサー・ウェスト(ロサンゼルスの刑務所生存者、元NBAのスター選手)
キム・コーツ、、、ベネット・シンクレア(ロサンゼルスの刑務所生存者、元映画プロデューサー)
ノーマン・ヤン、、、キム・ヤン(ロサンゼルスの刑務所生存者、ベネットの部下)
ケイシー・バーンフィールド、、、クリスタル・ウォーターズ(ロサンゼルスの刑務所生存者、料理担当)
セルヒオ・ペリス=メンチェータ、、、エンジェル・オーティス(ロサンゼルスの刑務所生存者、技術作業担当)
ショーン・ロバーツ、、、アルバート・ウェスカー(アンブレラ社上級幹部)
シエンナ・ギロリー、、、ジル・バレンタイン(元S.T.A.R.S.隊員、アリスの友人、デバイスでレッドクイーンに操られる)
スペンサー・ロック、、、Kマート
クローンアリス
中島美嘉、、、日本第一感染者
監督は1作目の監督に戻り、舞台はいきなり雨の降る夜の東京渋谷交差点から始まる。
傘も差さずに交差点の中程に立ち止まる中島美嘉の横顔。そこに近づくサラリーマン。牙を剥き襲い掛かる。
スローモーションが多用されシーンの速度の緩急による印象も深い。
これ名シーンかも。

今作はまた更にオドロオドロしいクリーチャーが出て来て愉しませてくれる。
これまでのケルベロスと違い、顔が花弁みたいに割れて襲ってくるものとか、袋を被り断頭斧を振り回す巨漢のクリーチャーなど獰猛な破壊力もスケールも増している。ゲームと呼応した関係なのだろうが。
中島美嘉もアリスと闘う栄誉に輝く。良かったねと謂いたい。

アリスが前作で宣戦布告したアンブレラ社をクローンと共に急襲するのだが、、、。
何と本社が渋谷の地下だと。途轍もない巨大建造物がホントに地下にあったら、たまったもんじゃない。
クローンはアリスと同等の戦闘能力を持ち、日本人社員はどんどん倒されてゆく。
ジャケットの背中の文字がカタカナの「アンブレラ」だ。ちょっとダサいぞ。
これでは、Tウィルス投与でアリス並みの戦闘能力を持つウェスカーくらいしか歯が立たない。
本社は壊滅状態にされ、またもや核で気前よく証拠隠滅~施設廃棄とくる。ウェスカーがヘリで逃げた直後に爆破である。
核では渋谷もろとも消滅であろう。クローンアリスも参加者は全員死亡に違いない。
ただし、オリジナルアリスはウェスカーのヘリに乗り込んでいた。
ここで、アリスはTウィルスの血清を注射され、獲得していた超能力を失う。
このゴタゴタを操縦もせずやっていた為、ヘリは墜落で吹き飛ぶことに。まあアリスもウェスカーもこの程度では死なないが。

この一件の後、アリスはアラスカを訪問。例のアルカディアを探す旅を孤独に続ける。
展開が極端で派手である。景色がガラッと変わり、これなら飽きない(笑。
ここで旧友クレア・レッドフィールドと再会を果たす。
だが彼女の胸には如何にもといったデヴァイスがくっついている。誰が見てもそれはヤバいものと分かるこれ見よがしの装置である。それによって彼女が操られているのは一目瞭然であり、それを外せば何とかなるのも分かる(分かり易いことは良い)。
そして正気になり記憶が少しずつ戻りかけたクレアと共に、セスナでロスに向かう。結構楽しそう。
ずっと一人旅であったから、お仲間がいることは、こころ強い。
するとビルの屋上に人影が、、、。
刑務所に隠れた生存者発見である。狭い屋上に強制着陸だ。カッコ良いが一番カッコよかったのは、花形プロバスケ選手ルーサー・ウェストである。セスナが止まり切らずに落ちそうなところを尾翼にジャンプし機体を屋上に残した。流石はNBA!
ここでアリスは、アルカディアが船の事だと知らされた。クレアは、兄と再会する。だがまだ記憶の回復は途上であり、すんなり受け入れられる状況ではなかった。しかし戦闘力は以前のままで頼もしい見方である。

結局、アラスカにアルカディアという非汚染地帯がありそこで人々が平和に過ごしているという情報は、この船に生存者を集める為のウェスカーの罠であったことを知る。
何とTウィルスを投与することで彼もアンデットになる可能性をもっており、それを防ぐために人間のDNAを採取していたと。
ふざけたやつだ。Tウィルスに適合するのはアリスだけのよう。そのDNAを今欲しがっているのか。
ここで捕らえられ冷凍保存カプセルに入れられていたKマートとも再会し、彼女に肝心な時に助けてもらう。
(その後、彼女がどうなったか追えなかった。ちょっとそれが残念)。
生存者がこの船に2000人くらいいたようだ。
痛快なのは、アリスたちにやっつけられたウェスカーが子分になったベネットを捕食して蘇りヘリで逃げるが、今度は自分がアルカディアに仕掛けたと思っていた爆薬がそのヘリに仕掛けられていたことに気付くところ。
この映画で二度目のヘリでの爆死と、渋谷は成功したが、こちらでアリスのリベンジに遭ってしまう。ざまあである(爆。

そしてアルカディアに向って来る夥しい軍用ヘリ。
これまた戦闘力の高い旧友ジル・バレンタインが例のガジェットを胸に付けて司令官として襲ってくるではないか。
レッドクイーンに操られているのだ。アンブレラはこの超人工頭脳に乗っ取られたようである。
主要なメンツが集まっては来るが、このシリーズ主役級でもなかなか生き残れない。
怒涛の一難去ってまた一難である。観ている方まで疲れる。
さてこの闘いどうなったっけ。やはりこちらも記憶喪失である。
いよいよ第5章へ。大詰めとなる。

どうもこういったエンターテイメント映画は、観た直後に忘れている。
その時だけの刺激で後に残らない。
それで良いのだろうが何とも言えない。
観る意味において、、、。
Wowowにて
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