マスカレード

Masquerade
2021
アメリカ
シェーン・ダックス・テイラー 監督・脚本
ベラ・ソーン、、、ローズ
アリヴィア・アリン・リンド、、、ケイシー
オースティン・ニコルズ、、、画商
マーセア・モンロー、、、画商の妻
特に書くつもりはなく、別の映画でと思ったが今日は観る時間が捻出出来ない。
従ってほんの一言。
詰まらなかった理由を書くことになるか。

「マスカレード」(仮面舞踏会)という題名だけ素敵な、××な映画を観てしまった。
内容~世界観は実に薄っぺら、仕掛けに拘った割には見終わって、「それで?」という感じ。
面白くも怖くも感動もない。所謂、復讐劇ではあるが。
何にもない映画であった。ただ、盗んだ絵を自分たちが画商として売るというのが良い手なのか?問題なく金に換える上で。
(だとすればこれを参考にする輩が出て来るか)。

過去に起きた犯罪と現在起きている事件をクロスカッテングして見せてゆく手法で進む、、、
現在のローズのいる場と逃げ惑うケイシーのいる場が、見た目シームレスに(分けて)構成されているが、
そのために、行ってはいけない場所~子供部屋・外とか、呼んではいけない言葉~名前とか、色々制約が出て来るために妙な滞りが生じてしまう。観ている側にとっては間延びとして感じられるばかり。これもしかして演出でわざとやっているとしたら勘違い。
叙述トリックというよりは、単に触れる訳にはいかないから触れない、というレベルの。
もたつかない鮮やかな展開を叙述トリックと謂いたい。
これでゾクゾクしたりハラハラしたりすると思ってるのか?
確かに、娘が天井が抜けて下に落ちそうなところで、ハラハラはしたが、わたしが痛いのが嫌いなだけの理由である。

娘の家族は一度も映されないが、過去に全員、この画商の男に殺されたのか。
前半に殺されたベビーシッターの妹が現在の強盗団の仲間として電気を切った女性ね(彼女もベビーシッターか)。
今の画商の娘は全く登場しない。見に行かれては困るのでママが猿轡されて縛られる。
過去も現在も(わざと)同じフェンシングのマスク。拳銃で撃たれた時「お前の責任でこうなった」をそのまま返すに良い演出ではあった。ナイフで刺して「あんたの責任でこうなった」と。
飾られた写真も違う。
屋敷の外観が全く違う。
そして、最後に血まみれのケイシーが出て来る屋敷は、画商夫妻が入ったところとは全く違い、彼女の顔がクローズアップされ現在のローズになってエンドロールである。
が、それが何なのよ。
(あんな子供が銃で撃たれてよく生き残ったものである。そこが何とも)。

ベラ・ソーンという女優さんが今、注目を浴びているとか、、、。
特にピンとこなかった。そりゃ、フェンシングのマスクしている尺もあるし、存在感示すほどのものでもなかった。

Blu-rayディスクの無駄と言うもの(録画したのをコピーして観ている為)。
Wowowにて
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