平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー

2019
二宮健 監督
伊藤沙莉、、、真須美
篠原悠伸、、、真須美の元カレ
中島歩、、、作曲家
国木田独歩の玄孫の中島歩が3人のダンサーの踊りを観ながらでないと作曲が出来ないギタリスト役である。
その踊りというのが、レオタード姿の男性のシュールな踊りで、一人抜けてしまったので、真須美が代役のダンサーで入るというもの。
スタジオを借り切り、一人のミュージシャンと3人のダンサーが寝泊まりして、平成終り3日前から平成最後の歌を作るという、物凄く切羽詰まった企画。

彼女もかなり適当に踊っている。しかしいくら踊っても曲は出来ない。真須美も適当に励ましもするが、、、
いよいよ令和が近づくが、焦れば焦る程、何も浮かばない。
踊りはシュールさを増すばかり、、、。ギタリスト~作曲家は頭を抱えるばかり。
踊り手に変な指示を出すが、まるで理解されない(しようもない)。
真須美は呆れるが、ダンサー二人は作曲家に飽くまでも好意的。どういう関係なのか?
後半、真須美も真顔で真面目に励ます(この辺の演技は上手い)。
そして、、、
プロデューサーに見切りを付けられた後で、何故か盛り上がり猛烈に踊り、曲が仕上がる。
令和になる直前であった。
何と言うか、、、ドラマ自体がシュールであった。

平成最後の歌が街角で唄われ、真須美の誕生日となる。
雨の渋谷の雑踏の夜。
ゆく年くる年みたいに、区切りをつけたいのね。
真須美に元カレが必死にすり寄ってきたが、「誕生日おめでとう」と謂わせて、さよならである。
すっきり全てに区切りのついた気持ち良い令和の始まり。
伊藤沙莉がやたらとカッコよかった。
実力派女優の風格がある。
中島歩は多才なひとのようだ。ミュージシャン役もバッチリ。
AmazonPrimeにて
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