ヒーラー・ガール 1~8
Healer Girls
2022
入江泰浩 監督
木村暢 脚本
高橋諒 音楽
秋谷有紀恵 キャラクターデザイン
声:
礒部花凜、、、藤井 かな(烏丸音声治療院で修行中の見習い)
堀内まり菜、、、五城 玲美(烏丸音声治療院で修行中の見習い、両親は世界的に有名な音楽家)
熊田茜音、、、森嶋 響(烏丸音声治療院で修行中の見習い)
吉武千颯、、、矢薙 ソニア(穂ノ坂治療院に寄寓、C級ヒーラー、烏丸 理彩を敵視)
高垣彩陽、、、烏丸 理彩(烏丸音声治療院院長)
東城日沙子、、、渚 笙子(烏丸音声治療院の薬剤師、理彩の親友)
高木美佑、、、穂ノ坂 しのぶ(穂ノ坂治療院院長の孫娘、作曲家)
花守ゆみり、、、鳥野 葵(五城家のメイド、ピアニスト)
礒部花凜、熊田茜音、堀内まり菜、吉武千颯の4人の若い女性声優によるコーラスユニット「ヒーラーガールズ」がそのまま主役4人を演じるアニメ。(熊田と堀内は声優アーティストとしてソロ活動もしている)。
まだ物語は途中だが、とりあえず8話まで観たところで、中間感想を書いておきたい。
TVの場合、どれくらいまで続くのか分からないので、ここらで取り敢えず書いておくことにする。長女のお勧め。
そういえば、以前「SPY×FAMILY」を1~3話までで一回書いている。
今度書くときは、どちらも最終回後にしたい。
本作は、ちょっとだけ未来の世界の噺。
「ヒーラー・ガール」とは、“音声医学”により歌(音楽)で人の病いを直すヒーリングを施す少女たちである。
きちんと国家資格があり、その試験に通って治療にあたることになっており、「ヒーラー」として広く一般に認められた存在である。
そのためアニメでも主題歌の他に毎回異なる挿入歌が豊富に流れる。
藤井 かな(礒部花凜)、森嶋 響(熊田茜音)、五城 玲美(堀内まり菜)の3人は、烏丸院長門下であり、それをライバル視する穂ノ坂院長の下で活躍する矢薙 ソニア(吉武千颯)が何かとちょっかいを出したり、挑んで来たりするうちにお互いを認め合い協力していく。ちなみにプライドが高く挑発的な矢薙といつも一緒にいる穂 ノ坂しのぶは、大先生と呼ばれる穂 ノ坂院長の孫である。院長は矢薙の師であり、かつての烏丸 理彩の師でもある。
烏丸 理彩は大学は医学部外科であり成績は最も優秀な学生であったが卒業後は穂 ノ坂院長に師事し“音声医学”に鞍替えして周囲を驚かせたという。
この物語、7話くらいから皆が打ち解けてくるが、そこまでは烏丸一派に穂 ノ坂一派の矢薙がやたらとからんでくる対立関係の緊張があったりする。だが、矢薙のちょっかいをまともに受けとめているのは五城 玲美くらいで、他の2人は寧ろ面白がっている。
その為、馴染んでしまうまで大変なものではなかった(色々と協力せざるを得ないことが重なるなどして)。
それぞれのキャラ同士の関係性も濃く、烏丸 理彩は森嶋 響の実家で学生時代から夏を過ごすような親戚関係に在り、渚 笙子も一緒に遊びに来ていた。この烏丸 理彩は幼い藤井 かながヒーラーを目指すきっかけとなった恩人であり、飛行機搭乗中に起きた彼女の喘息発作を治してくれたヒーラーであった。非常に頼りになる五城家のメイド鳥野 葵は玲美の両親の友人の娘という。
烏丸 理彩は穂ノ坂院長の弟子であった頃も非常に優秀であった為、現在の同じ立場同士でも信頼関係は篤い。
(この関係性の濃さは、少女漫画特有のものも感じられる)。
何かをやるに当たり信頼関係が出来ているということは、肝心なことであろう。
意見の対立があっても建設的にことは運ぶ。
噺は基本的にシンプルだが、流れの中その都度色々な試練もあり経験を積んでヒーラーとしても人間としても豊かになって行くという感じで、わたしが一番好きなシーンは、森嶋 響の実家に夏休みに皆で泊まりに行き、午前は川で泳ぎ、夜の満天の星々を眺め、その後夥しい蛍の光を愉しむコースの堪能シーンである。
音楽が自然に溢れて来てもおかしくない。
戦闘ものや過酷な冒険ものアニメが圧倒的に多い中、こういった癒しをテーマとしたアニメの存在自体、貴重であり救われる。
とても軽みがありリラックスして観易い。
続きも愉しみであり、ヒーラーガールズの曲も(ソロを含め)聴いてみたい。
このTV自体がヒーラーガールズのプロモーション的な役割もはたしている。
数回、TVで断片的に聴いたがライブも面白そうであった。
最近、声優アーティストがとても元気で弾けているが、このグループもその一角である。
TVとHuluにて
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