美味しいバニラアイスに渋めのコーヒー~嵐が丘

確かに、バルサミコヴィネガーをかけたら美味しい!だが、濃い渋めのコーヒーも十分美味しい。
生乳たっぷりの美味しいバニラアイスに渋いコーヒーをかけて食べるのがわたしの夏場の趣味である。
間違っても、コーヒーフロートではない。
アイスクリームに少しづつコーヒー入れながら食べるのだ。
これを食べていると、食べていること自体を忘れ、本などを読んでいても集中する。
「嵐が丘」が読めている。
最初、構えてしまい、入りがきつかったが今はスムーズに入っていける。
長時間はとても読むことが許されないため、(3分置きにわが家の双子キャシーが超絶的なお話をしに来るからだ)電車に乗っている間と、娘がベッドに入って寝た後の少しの間だけである。
今、丁度一日の中の唯一ほっと一息出来る時である。
最近、バッグに入れた本が変に押しつぶされ、かなり傷んでしまった。
(弁当箱やジャーががさばるので、ビニール袋に御握りにしているが、御握りが煎餅くらいに平たくなっていたことがある)
座れた時は膝の上でゆっくり読めるが、立って読む場合、本がかなり分厚いため、重い。
しかし早朝本を読むということは、頭にすっきり入り、良い読書であることは間違いない。
本当に気持ちの良い時間の気持ちよい読書となる。
イギリスのヨークシャーの荒野に建つ荒れ果てた館が舞台であるが、ここも廃墟性のある、魅力的な場所だ。
見える廃墟である。勿論、キャシーもヒースクリフも辛い目にあうが、館内の描写からイメージすると、たまらない物がある。
特にジョーゼフ爺さんは渋いしこの館になくてはならない存在だ。まるで暖炉か何かから湧いて出てきた精のような爺さんだ。実際に会いたくはないが、本の登場人物としては実に楽しめる廃墟にふさわしい登場人物だ。
いや、この物語について話すのはあまりに早すぎるし、性急に話すものではない。
まず、読み終わってからじっくり咀嚼したい。
今は、ハーゲンダッツ・コーヒーかけに心を没入しているところだ。
そして本を読む。
一口食べる。
どちらも心地よい。
後、30分読んだら、寝よう。
夢で何処かの場面が反芻されるかも知れない。
わたしの中の「嵐が丘」が少しづつ荒野に出来つつある。
少し甘めの「嵐が丘」かも知れない。
このコーヒートッピングアイスを食べながらだと。

にほんブログ村

- 関連記事
-
- 歯痛
- 不眠
- 美味しいバニラアイスに渋めのコーヒー~嵐が丘
- キヌアがブレイクです!
- カルピス幻想