Vineの女子高生についてひとこと

Vineの女子高生、名前は忘れたが調べる余裕はないので、その女子高生の6秒ムービーで気のついたこと。
忘れないうちに。
まず二ついいね!と思った作品は、テスト前勉強の様子を小・中・高校生の順で畳みかけたもの。(全て畳みかけているが)
最後高校生の、おわた?の入れ方その、尺に斜めに刺さってきた感のある入れ方は神業だった。
もうひとつは、このヒトのよくやる彼氏/友達と一緒のときのそれぞれのパタンから。
遊園地でジェットコースターに乗っているとき。
これは、通常なら(このヒトの場合でも)正面から表情を撮り分け違いを劇画的に誇張して表現することが多い。
しかしジェットコースターのパタンでは、横顔のスナップの比較というアイディアをとった。
ポイントが明確で洗練された、見に来たヒトとの距離もしっかりとれた作品となっている。
これは表現として正面モノと比べ明らかに一歩進んだものであり、このヒトの可能性を感じる。
ただザワザワした仲間内だけ的なものも多いが、迫力は同等にあってもスッキリ楽しめたり、驚くべき瞬間にあっけにとられたり、思わずうまい!と膝を叩いてしまうものもある。Web上に流すのであるし、言葉を超え習慣を越えて届けるには表出衝動に一枚彼女なりのフィルタで普遍性を持たせる必要は生じるだろう。
6秒ムービーでいろいろ言っていることを聞いていると、このヒトは特に何らかの作品を作ろうとかいう意思は実はあまりなく、自分の生活空間というより身体性すべてをこの6秒ムービーに封じ込めようとしているかのようにも思われる。
彼女たちはわれわれよりも自覚しているはずだが、これらの断面は永久に回収不能で、無限ループ再生を至るところで繰り返す。リツイートによる拡散で世の果てまで飛び散ってゆく。
正直言ってわたしにはとても出来ない。
人類はいよいよそういう段階に入ったか。しかも6秒という速射砲に自身の断片を全て込める。
そして全ての地平に向けて乱れ撃ち。人種が違っても意味は、きっと上の二つなどは正確に伝わるだろう。
しかし全ての自分の場面を撮ろうとする衝動とは、またそれを他者と共有したいという思いとは。
自分の存在確認として。(何を書いてもわたしは死に吸い込まれてしまう)
これについて傍からとやかく詮索することでは、ないように思う。
「朝青龍に似ているっていつも言われます。」と語っていたが、朝青龍の人気の元はあのエビス顔にある。
それに似ているということは、人気に関しては大変なアドバンテージを最初から持っているということだ。
彼は相撲は滅法強いが土俵際で相手に対する非常な仕打ちや日頃の乱暴者の立ち振る舞いなどから普通人気など最も出ないタイプである。それが、相撲界1の人気力士でいられたのは、あのエビス顔による。それ以外に考えられない。
しかし、朝青龍に自らなってしまうともう広がりがない。あくまで朝青龍に軸足を置きながら前田敦子になってみる。
tweetで最近あの子、前田敦子に似ていると拡散が起きれば、これまたひとつ面白くなる。
すぐに朝青龍にもどりこんどは違うものになりつつ、先に挙げたジェットコースターでの横顔スナップ(まさにあれが前田敦子に他ならない)的な普遍性ある表現を打ち出していけば、アフリカやアラブなどでも人気に火がつくかも?

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