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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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THE GUILTY /ギルティ

THEGUILTY001.jpg

THEGUILTY   Den skyldige
2018
デンマーク

グスタフ・モーラー監督
グスタフ・モーラー 、エミール・ナイガード・アルベルトセン脚本
カール・コールマン 、カスパー・ヘッセラーガー音楽


ヤコブ・セーダーグレン、、、アスガー・ホルム(刑事、緊急通報指令室のオペレーター)
イェシカ・ディナウエ、、、イーベン・オスタゴー(精神を病む女性)の声
ヨハン・オルセン、、、ミケル・ベルグ(イーベンの元夫)の声
カティンカ・エヴァース=ヤーンセン、、、マチルデ・オスタゴー(イーベンとミケルの娘、6歳9カ月)の声
オマール・シャガウィー、、、ルシード(アスガーの元相棒刑事)の声


真っ暗な画面で電話の呼び出し音が鳴り響くところから始まり最後まで息もつかせず持ってゆく凄い緊張感の映画である。
大変、共感できる噺の内容であり、リアリティも言うことなし。
薄暗い緊急通報指令室から電話によるやり取りのみ。
話の合間の「間」の緊迫~アスガーの固有時に同期してゆく。

THEGUILTY002.jpg

現役の捜査から外れて今は緊急通報指令室のオペレーターを務めるアスガー・ホルム。
どこか投げやりで皮肉交じりの仕事ぶりが見受けられる。
彼は明日の裁判を控えている。過去の捜査での問題を抱えていることは分かる。
かつての相棒刑事が証言に立ち、その結果で現役復帰も望めるところのようだ。
そこに刑事の直観と経験から見逃せない通報が入って来る、、、。

物語は主人公もこちらも電話の音声のみという覚束ない情報を頼りに推理してゆかなくてはならない。
(電話からその所有者と身元情報、更に携帯なら基地局周辺情報はパソコンモニタに表示はされる)。
完全にリアルタイムで、誰も超越的な視座を持ちえないところが、大変な臨場感と緊張を強いる。
妙な煽りのBGMなども一切入らない。音~声が頼りの映画なのだ。それが入れば邪魔になるだけである。

THEGUILTY003.jpg

電話の気配から女性が元夫に誘拐~拉致されたことが推測できた。
彼女イーベンの自宅に電話をかけると、怯えて母の安否を心配する6歳9カ月の娘が出て精いっぱい状況を語ってくれる。
この時、母を連れだした元夫はナイフを持っていたという。
アスガーは彼女をなだめ、電話を受けるだけの立場を超えて自主的に捜査を始めてしまう。
(事件に関する彼の推察なども北シェラン指令室に伝えようとしたが、無視されそっけなくあしらわれてしまったせいもある)。

それからは、彼女の携帯から場所を探り、娘と話すふりをさせながら車の種類や状況を探り、逐次指令室に情報を入れてゆく。
その傍ら元相棒に電話を入れ、元夫のミケルの家宅捜査を依頼する。これは明らかに彼の職務を超えた行為であった。
明日かつての事件の証言をする相棒ルシードは渋々承諾する。
娘に連絡し一部始終を推察したところから、彼は自分の事件として母を必ず娘のところに帰す約束を果たすことにした。

THEGUILTY004.jpg

イーベンとの断続的なやり取りで車のナンバーの特定や隙を見て逃げ出す方法などをその時に応じて伝え等するが、これらの過程で、(こちらも)粗暴な元夫による妻の無謀な誘拐事件という図式~物語で完全に解釈してしまう。
後は如何に最悪の事態を引き起こす前にミケルを押さえ、イーベンを無事に救出するかの流れを追う気持ちになる。
だが、そこまでには引っかかることもある。幼い娘がパパの協力もあり彼の携帯番号をしっかり記憶していたことなど、、、。

アスガーが保護依頼した警官がマチルデが待つ自宅に到着し、驚愕する。
弟のオリバーが切り刻まれた死体でベッドにいたのだ。マチルデも血まみれになっていたのは、アスガーが促して弟と一緒にいれば心細くないという勧めに従った結果であった。彼女は父が入るなと言った部屋で見てしまったのだ。
ここで、アスガーは(こちらも)父が赤ん坊である息子を殺害しナイフ片手に母を連れ出したものと断定してしまう。
車内で暴れる彼女をトランク?に押し込み運転していたが停めて開けた瞬間にレンガで殴るような支持も出していた。
そして繋がったミケルに対し完全な犯罪者呼ばわりで、直ぐに彼女を放すように警告もする。

アスガーが不安で興奮するイーベンを落ち着かせようと日常の何気ない会話に誘うと、、、
水族館が好きでよく3人で出かけ、「大きな青い沈黙」に惹かれるという彼女に潜む狂気に触れてゆく。
丁度相棒がミケルの自宅から精神病院の書類を見つける。
モニタにはミケルがその精神病院に向かっていることが分かる。
彼女は気心が知れたアスガーにオリバーのお腹にいる蛇を取り出し泣き止ませたということを打ち明けた。

THEGUILTY005.jpg

事態は急展開する。
オリバーを殺したのは母イーベンであり、ミケルは以前彼女が入院していた病院に何とか運び込もうと苦慮していたのであった。
幼い娘にその状況など掴みようがない。しかし何かあったときのために父は自分の携帯番号をしっかり暗記させていたのだ。
既に彼女はミケルにレンガで殴りつけ逃げた後であったが、何故直ぐに通報しなかったのかと問うアスガーに本心を語る。
「今まで誰に助けを求めても無駄だった。医者も弁護士も自治体も何もしてくれない。オリバーの姿を見て俺が全ての片をつけるしかないと悟った」と。訪問権を失った暴行事件もきっとその関係性の中で生じた事態であっただろう。ある意味、アスガーもこの事件の片を自分でつけるしかないと感じていたのだ。
彼も、悪事を犯した若者を射殺した件の裁判に出廷する身であった。アスガーは元相棒刑事に嘘はつかないでくれと告げる。
自分は射殺する理由のない若者を殺したことを認める。
アスガーはイーベンが無事保護されたことに安堵し、もうとっくに交代時間を過ぎた暗い部屋を独り去ってゆく。


わたしが最も共感した人物がミケルである。



AmazonPrimeにて










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