呪い襲い殺す

Ouija
2014
アメリカ
スタイルズ・ホワイト 監督
スタイルズ・ホワイト、ジュリエット・スノーデン 脚本
オリヴィア・クック 、、、レイン・モリス(女子高生)
アナ・コトー 、、、サラ・モリス(レインの妹)
ダレン・カガソフ 、、、トレヴァー(レインの友人)
ビアンカ・サントス 、、、イザベル(レインの友人)
ダグラス・スミス 、、、ピート(レインの友人)
シェリー・ヘニッヒ 、、、デビー・ガラルディ(レインの親友、初めに殺される)
シエラ・ホイヤーマン 、、、 ドリス・ザンダー/マーカス(昔、行方不明となった少女)
クローディア・カッツ・ミニック 、、、母親/アリス・ザンダー
「ウィジャボード」は日本で謂う「こっくりさん」のようだ。
このボードを使ったホラー映画は結構作られているらしい。
面白半分で仲間とやって、どんな形で何に繋がり、それでどうなるのか、基本この範囲であろう。
ホラーでやっているのだから、繋がる相手は凶悪な悪霊でなければ。
基本、作り易いものではないかと思うが、パタンに嵌り易いと想像できる。
どのように他と差別化を図るかが勝負か。

「ウィジャボード」をやったばかりに悪霊に取り憑かれ、散々な目に合う映画であるが、、、。
(それからこの手の映画によく見る、怪力で足を引っ張りするっと何処かに連れ去る場面は幾つもある)。
本作(ならでは)の特徴として、ボードをやって呪われた者は、瞬時に問答無用で殺されてしまうのだ。
だから恐怖に慄く時間は僅かだが、確実に瞬殺されてしまうので救いが無い。
なんやかんやで人によっては逃げ延びたり怪我したり、殺されたりでそこの部分でスリリングを味合わせるものではない。
勿論、悪霊が襲い掛かるまでの、何かいそうな暗闇でドキドキする空間演出はたっぷりあるが、出たらお終いみたいな。
その意味で最凶無比で無敵な悪霊だ。
更にその悪霊の姉が精神病院にいて彼女に助けを乞いに行くと親身に相談に乗ってくれてその呪いから解ける方法を教えてくれるのだが、、、何とその姉は妹を更に強力に解放させる方法をレインに授けたのだ。
であるから、一件落着したかに思ったところで、更に凶悪化した霊と対決することとなる。
ここは怖かった。なんせそれまでに見ていた怖い形相の母の霊が元凶と思い込んでいたが(姉もそう明言していたが)、実は凶悪化してしまった次女ドリスの霊を止めようとしていた霊であった。しかし姉が母の霊を消し去る方に導いてしまい妹の霊は自由に暴れまくることが可能となる。
ちょっと捻りの部分だ。
ともかく、親しい仲間であるデビー、イザベル、ピート、トレヴァーと軒並み瞬殺である。
突然瞳が白くなった時が死ぬサインだ。
こちらにとっても分かり易い。
自分が口を縫われて殺されたことから、呪い殺す相手も口を素晴らしい早業で縫ってから殺す。

悪霊と最後の闘いで明らかにレインが劣勢になった時、悪霊と共に呼び寄せられていたデビーが加勢する。
この時ばかりは白目となったレインが親友の力を得て再生する。
その背後で妹のサラがドリスのミイラを暖炉に放り込む。そしてボードもレインが燃え盛る炎の中へ、、、。
これで悪霊は黒い煙となって消え去る。
この撃退法(死体とボードの両方を焼くこと)を教えてくれたのは、巷の霊能者であった。
最初から彼女に聞きに行けばよかった。死人は半分で押さえられた。
正しい情報を掴むことの難しさはある。わたしも実感するところ。
「呪い襲い殺す」ってそりゃそうだが、何ともヘボい邦題(笑。

涼しくなるほどの映画かどうか、、、微妙。
主演のオリヴィア・クックは時折見るなと思ってブログ内を探すと「切り裂き魔ゴーレム」や「シグナル」で観ていた。
人気女優のようだ。
AmazonPrimeにて
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