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GOMA28

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メイドインアビス 深き魂の黎明

MADE IN ABYSS011

MADE IN ABYSS
2020年

小島正幸 監督
倉田英之 脚本
つくしあきひと 原作
MYTH & ROID (Kevin Penkin編曲)エンディング「FOREVER LOST」主題歌

     [声
リコ、、、富田美憂(探窟家、白笛になる)
レグ、、、、伊瀬茉莉也(少年型ロボット、記憶を失っている)
ナナチ、、、井澤詩織(成れ果て)
ボンドルド、、、森川智之(イドフロントで研究を進める白笛、黎明卿)
プルシュカ、、、水瀬いのり(ボンドルドの娘)


やはり最高の作品であった。

声優の力がメイッパイ出ていた作品だと感じた。
特にセリフ以外の息遣いとか、咄嗟の叫びなど、身体性~生理的な感触もダイレクトに来たという印象が残る。
やはり実力のある声優が関わると物語の次元も違ってくるものだと認識する。

地球の秘境といえば、まだ深海が残っているが、ここは地下世界であり深界となる。
前作「劇場版総集編メイドインアビス 旅立ちの夜明け・放浪する黄昏」でも圧倒的に想像豊かな地下世界が描かれていたが、ここでもそれには違いないとはいえ、一つの層だけにとどまった設定であったため、前作ほどのバラエティ~多様性は見られなかった。

MADE IN ABYSS012

この話はアビス深界五層において、宿敵と主人公たち三人がチームプレイで死闘を繰り広げてゆく章となる。
とても悲壮でこころの痛む(特に臍の痛む)闘いではあったが、希望を残して終わったといえるか。
主人公たちは思春期前の子供たちであり、深界五層で今回出逢う少女プルシュカもリコと同年くらいのボンドルドの娘であった。
いよいよ異様で際立つキャラクターがそのボンドルドという存在であり、ある意味彼を中心に物語が動いているともいえよう。
どうしても注目せざる負えない存在なのだ。彼に絞って少しばかり記しておきたい。

ボンドルドは、黎明卿とも呼ばれ「なきがらの海」にある「イドフロント」という前線基地を築いた探窟家であり研究家でもある。
探窟家として最も高い能力をもつ最高位の「白笛」の位に位置し、人の体から生成された自分にしか使用できない白笛を持っている。
これは伝説の探窟家でもあるリコの母と同じ位だ。

MADE IN ABYSS016

ボンドルドは深層の遺物や情報をわがものとして使いこなし、深窟技術を高め不可侵だったルートの開拓を行い、遺物から武器開発を進め非常に高い戦闘力を誇る。(それにしても遺物というのが凄い。極めて異質で高度な科学文明が随分前に存在した証である)。
ボンドルドは仮面の下の人格が窺い知れない、非常に慇懃無礼な態度で理性的気に相手に接する。
そして同族と分かる仮面とスーツを身に着けた従者「祈手」~アンブラハンズを引き連れている。
彼らを従え彼のいう「人類の発展への貢献」~愛のために残忍な人体実験をなんの躊躇もなく繰り返してゆく。
彼による人命の犠牲と深界の環境破壊は凄まじい。
しかし超然としていて絶対的な力を得るにあたり、新たな夜明けをもたらす男とも称される。

闘いに敗れても他のアンブラハンズがその仮面を被るとそれがボンドルドと化す。つまり「彼」は不死身であり特定の個体ではないのか。このからくりは精神隷属機(ゾアホリック)と呼ばれる特級遺物によるもので、自分の記憶・知識~意識を他の個体に移す働きによるものなのだ。これこそ究極の武器であろう。実質不死身であることは最強を意味する。
(彼の所持する白笛は自分を供物として提供して作ったものであり、この技術なしには手にすることは不可能であった。血は薄れていますが彼女の父親ですとプルシュカを指して語っていたのはそういった経緯から来るのか)。

MADE IN ABYSS013

上昇負荷の克服手段の人体実験もその一つで、ナナチはその犠牲者でもある。
またカートリッジという上昇負荷を無効化させる装置であるが、子供から脳と脊髄と最低限の臓器以外の全てを削ぎ落として生きたまま箱詰めしその子に肩代わりをさせるというもの。その子の死と引き換えの安全装置である。
自分なりの人類愛とかいった理念は揺ぎ無くもっているが、そのために個々の人間の尊厳など全く意に介さない矛盾。
ハボルグのいう「得体の知れない何かが仮面被ってヒトの真似事をしているような人物」とは言いえている。
これは一体どういった心性によるものなのか。
実はゾアホリックで意識転写をする際に新たに自分の考えをそこに加えてゆくことが発狂に繋がるという。
彼はそれを続けてきたがために、一切の反省的思考や他者に対する感覚及び共感性そして罪悪感を失っている可能性は大きい。

ボンドルドは、アビスの強力な呪いを「祝福」とも称していた。
多くの子供たちと父子のような絆を作り、彼らを次々に殺してゆくことで祝福を受けていたという。
「慈しみ合う心こそがヒトを家族たらしめるのです」このくだりはわたしも全く同意するところだが。
ナナチは彼の行った実験の犠牲者であるが、ボンドルドは彼のことを愛おしく思って接しており、ナナチ自身もこの境遇になったことで親友を得て冒険に出る運命を得たとも言え、かなり複雑な気持ちを抱いている。
ナナチとリコとレグの連係プレイで自分が倒された際にも彼らの健闘を何度も称えて息絶えていった。
(直ぐにゾアホリックで転生を図るが)。
何というか、目標や目的の達成に対する手段を択ばぬ行動を何より重視してきたことからも自分の身が滅ぼされようとも見事にやってのけた者を褒め称えることは彼にとって矛盾のない一貫した態度だ。
不死身として生き続けるということは、結果的に大変観念的になってしまうところはあろう。
(身体性が抜けるということは、狂気を意味する)。

MADE IN ABYSS014

終盤、カートリッジに詰め込まれたプルシュカが死の際にリコを強く想いながら息絶えたことで生まれた白笛をもってリコは白笛の探窟家となる。その笛はリコだけが使えるものだ。つまり彼女は深度制限のない身となった。
これで3人の(プルシュカの分身である白笛と彼女のペットも含む)冒険が加速するというもの。

MADE IN ABYSS015

次作は最終章となろう。
とても楽しみであるが同時に不安(怖さ)も大きい。





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