確認

Confirmation
2018年
アメリカ
デリック・ハリマン監督・脚本
グレゴリー・サノン、、、ジョン・スクープ・テトリー(記者)
ミコ・デファー、、、バディ
生きるも死ぬも情報次第。
この世は情報で出来ている。
その「確認」は幾つもの段階でなされる。
原因が分からぬが多数の死亡例が確認される。
やがて水道水を飲んだことによることが確認され、水質検査により細菌が関与していることが確認される。
一般市民に対する緊急放送が流され、市民がそれを確認する。
確認した情報に対し皆それぞれが対応するのだが。
その情報を掴み損ねた個体は命を脅かされる危険も孕む。
何より驚くのは500mlのペットボトルのミネラルウォーターが120ドルだと、、、。
こんなの買う気になるはずない。
だいたい、緊急事態であるなら自動販売機みたいに(日本だけか?)無料で出すくらいでないと。
それ以前にホテルの水道という水道を全て止めておく。
分っていても間違って出してしまう場合も考えられるため。
ところが、水道は出放題。ペットボトルはぼったくり。なんてことだ、、、。
致死量の細菌が水道水に混入したという情報が遅かったのだ。
主人公にとって。
彼は綽名が”スクープ”と呼ばれる記者である。
マスコミでは誰より早く現地入りして明日の博士とのアポ取材の確認を取り万全の態勢で取材をする構えであったが、
結果的に彼の動きが早過ぎた。
もう少し待てば、疾病管理センターの警告をTVから知ることが出来たはず。
「地域の給水システムに致死性細菌の侵入を確認した」
「水道水を一切使うな。常にペットボトルの水を飲め」という。
一瞬早かった。
水道水を飲むのが。
インタビューする博士と電話で確認をとる最中に冷蔵庫を開けてペットボトルを取るが、その水が何と120ドル。
ムカついて水道水を飲んで博士に明日の確認が無事取れて、シャワーに向かったときに、水は一切飲むなと言う声が、、、。
シャワーを浴びることなくよろよろとソファーに戻ると彼はガクッと項垂れ事切れた。
大切な情報を受け取り損ねたという以前に、法外な値段~情報の確認によっていつもなら普通に飲むペットボトルを回避してしまう。
この値段の情報を見落としていたなら、彼は助かった。
しかしこういうことは、いくらでもあり得る。
AmazonPrimeにて