Be A Rebel

Be A Rebel~NewOrder
2020年9月8日リリース
“僕は思う、調和が必要とされていると
ところが周囲を見回しても、それはどこにも見当たらない
怒りで歪んだ顔が幾つもこちらに向けられていて
僕は知りたい、なぜそんなに怒っているのか
この世界は危険な場所にもなり得るけど
代わりがあるわけじゃないし、その大きさはあなどれない
自分を見てごらんよ
ほかのみんなと似ていないかもしれない
違うだけなんだ、それで構わない
誰もが好きなように生きている
それに、人々が君の言葉に耳を貸さないのだとしたら
反論できないからなんだよ
だから腹を立てなくていい、悲しまなくていい
反逆者になろう、破壊者じゃなくて
その日はいずれ訪れるだろう
君が抱く不安や自己不信は消え失せてしまう
やるべきことを達成したんだからね
君の心に迷いはない
一点の曇りもない、家庭内のもめごとにすぎないんだ
自分を見てごらんよ
ほかのみんなと似ていないかもしれない
違うだけなんだ、それで構わない
誰もが好きなように生きている
それに、人々が君の言葉に耳を貸さないのだとしたら
反論できないからなんだよ
だから腹を立てなくていい、悲しまなくていい
反逆者になろう、破壊者じゃなくて
対訳:新谷洋子”
お手軽に丸々引用させてもらった(拝。
ありがたい。
わたしにとっては彼らNewOrderの新曲にあたるものだが、、、。
何度か聴いてはみたが、今一つこれまでの数々の名曲のようなインパクトを感じなかった。
特に”アカデミック”みたいなビビッドな強烈に惹きつける魅力はない。
随分地味で平坦な曲に感じられた。
歌詞については、これまでの彼らの曲から見ると特にシャープではないが堅実で真っ当なものである。
「誰もが好きなように生きている」ことでこれほど軋轢が生じている現在。
「~、調和が必要とされている」のは確かで、痛いほど分かるし同感であるが。
ディスコミュニケーションの状況は実際どうにもならない。言葉が通じないのだ。反論もしようがない。
やるべきことが達成できたその日が来れば、迷いはなくなるだろうか、、、。
自分なりに達成したと区切ることは可能かもしれないが。
諦観に近いものだろうな、、、。
そしてこれまでの迷いは「家庭内のもめごとにすぎないんだ」
とくるか、、、。
家庭内のもめごとが、宇宙大のスケールでのしかかり、わたしには大変シンドイのだが。
「違うだけ」で互いに認め合うのは難しくても受け容れることさえ出来れば、調和は生まれてくるはず。
理解不能であっても、感覚的に合わなくても、相手を貶めたり攻撃するのではなく、受け容れる器さえあれば。
しかしこれが難しいから今現在も「怒りで歪んだ顔」しか見当たらないのだ。

2007年にピーター・フックがバーナード・サムナーとはもうこれ以上一緒に仕事は出来ないと言って辞めてしまうが、その後のNewOrderも確かに良い作品は出してはいるが、彼らが一緒に曲作りをしていた頃の方が良いものは多い。
そしてどちらもソロプロジェクトの方は冴えない。
このへん、何とも言えない、、、。相克的な緊張も創造には必要なのかも、、、。
まあ、最初から拒否反応を見せて排他しているだけでなく、共にずっとやってきてもダメなときはもうそれまでとなる。
しかし、作品~共同制作において、よいものが生まれていたのは事実。
(こういったケースは、たくさん見られるが)。
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