エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート

extra shot non whip caramel pudding
2015年
土屋亮一 脚本・演出
真山りか 、、、演劇部OB
安本彩花 、、、2年生新入部員
廣田あいか 、、、小林の姉
星名美怜 、、、演劇部員
松野莉奈、、、 演劇部員
柏木ひなた、、、部長
小林歌穂 、、、演劇部員
中山莉子、、、一年生部員
以上 演劇部生徒(私立恵比寿中学メンバー)
小関えりか(シベリア少女鉄道)、、、教育実習生
加藤雅人(ラブリーヨーヨー)、、、顧問
舞台演劇のビデオを鑑賞した。
「私立恵比寿中学」については、わたしは何も知らない。
この時期は、8人体制であったが今は、6人のようだ。いやその後はどうなっているのか、、、
松野莉奈さんがこの後、18歳でお亡くなりになったことで、体制も変わっている。
(もう一人のメンバーが悪性リンパ腫でグループから外れて6人となるが、3人新入生を入れて現在は9人体制となったという)。
この舞台とても細やかにトリッキーに作られていて、流れが巧妙に繋がってゆき、なるほどね、という面白さであった。
大きな筋では先は読めていても、そこに持ってゆく流れがいちいち面白い。
そのうえ、この8人の演技は安心して堪能できるレベルであった。
特に小林歌穂の複雑な役どころの演技には引き込まれた。

エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート、、、
これを買って来いと部長が一年生に命令するが、確かに呪文に聴こえる。
そこに毒を入れて復讐を果たそうとするのだから、まさに呪いの具現化だ(笑。
ことばが異なる文脈上で容易に反対の意味を持つことをスウィッチの素早いオンオフみたいに替えて楽しませてくれる。
演技のスピードがついてゆく。

まあ、皆若くてパワーに溢れていて技術~力はしっかり持っている。
この「私立恵比寿中学」の人々を見て、「乃木坂」や「櫻坂」だけではないな~と思った。
実力者はまだまだいるのだ。
いくちゃんを頂点として、才能溢れる彼女らの層は厚い。
どんな楽曲を普段披露しているのかと思いPVも見てみたが、なかなか持っていかれる魅力あるものだった。
これからは彼女らの本業の曲もチェックしてゆきたい。
しかし舞台も充分に面白いので、またこのような機会があれば是非AmazonPrimeにて鑑賞したいものだ。
何度も見てゆくうちに、このグループもファンになってしまいそう(笑。
(当然、乃木坂ファンであるが、最近は櫻坂のファンにもなりつつある。「ブルームーンキッス」以降(爆)。

ともかく、鑑賞していて快感に浸れる。
これだと思う。
時を忘れて楽しめる。
実は今日これを見る前に、『京都「やまと絵師」物語』(AmazonPrime)を観たのだが、この映画ではとても快感は得られない。
脚本と演出がまるで成っていない為。観ていくうちにどんどん引いてしまい、まともに観れなかった。
やまと絵~絵師の人生、を味わい知るのなら書籍~画集を見た方がよっぽど良い。
その点、この映画(舞台)はよく寝られた噺とハイテンポな工夫された演出でグイグイ引き込んでくれる。
演技もそれを的確に表現していて言うことなし。

こういうものなら、また観たい。
舞台は演じる側にとってもやりがいは半端ではないはず。
面白いとその度に会場にどよめきや笑い声がどっと立ち起こる。
手ごたえがリアルタイムで掴めるのも演者にとって醍醐味であろう。
ライトを浴びての舞台上での歌や演劇は一度やったら止められない快感だと思う。
それがこちらにも自ずと伝わってくるのだろう。
快楽の共有か。
いいものだ。
健康的だ。
AmazonPrimeにて

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