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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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箪笥

A TALE OF TWO SISTERS001

A TALE OF TWO SISTERS     장화, 홍련(장화홍련)
2003年
韓国

キム・ジウン監督・脚本
イ・ビョンウ音楽

イム・スジョン、、、スミ(姉)
ムン・グニョン、、、スヨン(妹)
ヨム・ジョンア、、、ウンジュ(看護人、継母)
キム・ガプス、、、ムヒョン(父、医者)
ウ・ギホン、、、ソンギュ(叔父)
イ・スンビ、、、ミヒ(叔母)
パク・ミヒョン、、、実母


今日は体調も悪く、細かい言い回しとかもうほとんど覚えていないがその骨格は掴めた。
思いつくところから語りたい。

A TALE OF TWO SISTERS004

この過剰なまでのウンジュに対する娘たちの敵対意識は、、、
ウンジュを看護師ではなく女性として見た時の病床の母に対する同情もあろうが、自分たちの父を奪われる不安と恐怖を募らせたエレクトラコンプレックスも充分に感じられる。それをも考慮に入れなければ、これほど彼女に対する無礼極まりない接し方もないだろう。
そもそもこのウンジュという女性が最後にスミを精神病院に見舞った時の様子を見ると(父親との親密さは写真から窺えるものではあるが)、事務的で愛想はない看護や家の仕事などやるべきことは責任を持ってそつなくこなす感じの人に見えた。
すでに後妻におさまっているようではあったが。

A TALE OF TWO SISTERS003

父の動きが鍵になるが、母と妹の亡くなった家に再びやって来たのは、父と姉だけであったことが次第に分かる。
妹は父の視界にないことから不在を察することが出来るが、継母~父の部下の看護師は、薬の手渡しと座っている姿が忽然と入れ替わるところで決定的になる。スミのもう一つの人格である(袋に人形を詰めていたところなどには、冷たい恐怖が走った)。
この継母人格の妖艶さすら漂わせる冷たい美貌は、誘惑者と略奪者の狡猾さも窺わせる。実際の彼女とはかなり隔たる印象だ。

ただし、このウンジュも作った食事をろくに食べず、さっさと部屋に引き挙げてゆく次女の態度には流石に怒りを覚えそれを叱る。
叱られた娘を抱いて慰めた後で、母は箪笥の中で首を吊って自殺を図る。それに気づいたスヨンはパニックになり母を箪笥から引き釣り降ろそうとするが、その箪笥ごと倒れて彼女も圧死してしまうこととなる。
もがきながら「お姉ちゃん助けて」と叫ぶが、気づいて来たのは、ウンジュだけであった。
彼女は直ぐに部屋を出たときにスミに出くわす。ウンジュは彼女を止めるがスミは「どいて、ここにいるのが耐えられない」といった言葉を彼女に強く投げつけ出てゆこうとする。
「お前はこの一瞬のことを一生後悔するだろう」に対し「あなたの顔を見なくて済むなら結構よ」みたいに返し、そのまま外に出て行ってしまう。
胸騒ぎがして家を振り返るが、窓を開けてこちらを見ているウンジュと目が合い、踵を返してゆく。ここでエンドロール。
ウンジュの自分に対する態度が招く自業自得の結末に永遠に苦しみぬけという呪いでもあるか。
物語の中で、「聴こえなかったの?」というセリフがあった。悔恨の響きが鳴り響いている。何故聴こえなかったのか、、、
妹よりウンジュへの当てつけその権力闘争を優先させたため、妹の幽かだが悲痛な叫びを聴き取れなかった。
(しかし箪笥の倒れた大きな音は響いたはずである。何故ほかの誰かが駆け付けなかったのか、特に父!)

A TALE OF TWO SISTERS002

この取り返しのつかない結果に対し、スミは人格が自分とウンジュに分離し、更に妹スヨンの幻影をも出現させた。
どうにもならない後悔から、悪辣な継母とか弱い妹と彼女を献身的に庇護する自分という人格とその関係を幻想の中に創作し閉じ籠る。「忘れてしまいたいこと、消してしまいたいこと」のまさにただなかに。そのなかにぼんやりと見守るように現れ薬をくれたりする(現実の)父親。距離を置いて観察するように。まるで父親の方が幻のような存在ではないか。
しかし何故この父親は、妻や娘たちそしてウンジュとのコミュニケーションをこれほどまでに図らないのか。
彼の放任によって女同士の幻想の暴走が始まり、それが膨らみ行くところまで行ってしまったと謂えよう。
この男は一体何をしているのか(言うまでもないが、するべきことを怠ってしないことは、残酷な虐待に等しい)。
スミの妹スヨンに対する不自然なほど過剰な心配や労り「何でも言って」という懇願する姿勢が悲痛な限り。
(スヨンはそれに対し最後は絶叫していた。もうすでに、どうにも出来ないのだ。何も変えられないのだ。言うまでもなくこの叫びはスミの心の底からのものである)。

伯父と叔母を父は、母が首を吊る日に呼んでいたが、あれは何の目的であったのか。
(伯父はムヒョンに呼ばれて仕方なく来ることになったと言っていたが)。
食事の席で一人ではしゃぎゲストの相手をしていたのは、ウンジュではなくスミに他ならない。
叔父夫婦の怪訝な表情が全てを語る。
しかし叔母はまさかあの異様な光景に気分を悪くして心臓発作を起こしたというのか。
(スヨンのお化けも見たみたいだが)。
この辺も含め、今一つよく見切れなかった部分がある。
気持ち悪い家だと言っていたが、それは確かに気持ち悪い。この上なく(わたしも倒れる気がする(笑)。
又日を改め、再度視聴してみようかとも思うが、体調が優れないときは止めておきたい。

A TALE OF TWO SISTERS005

大変高密度な作品であったが、、、
興覚めになったところもある。
恐らく韓国人は誰もが知るところの有名な伝説を元にしているそうで、最後に姉妹の亡霊が出ることになっているらしい。
それもあり、お化けはこの映画でも外せないようだ。
しかしここまで精緻にスミの幻想界を描き切っているのである。それに対する現実だけでなく霊的超常現象まで織り交ぜてしまうと物語に重みがなくなってしまう(格が落ちる)気がするが。
正直、わたしは白けた。
あのウンジュが家に帰って(ホントの)お化けに遭って悲鳴を上げるところなどはどう見てもいらない。
そんな期待に添わなくてもよいはず。
わたしもこの映画を最初から所謂ホラーとしては観ていない。




AmazonPrimeにて






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