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GOMA28

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女は二度生まれる

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1961年
川島雄三 監督
井手俊郎、川島雄三 脚本
富田常雄 原作
池野成 音楽


若尾文子、、、小えん
藤巻潤、、、牧純一郎
山村聡、、、筒井清正
菅原通済、、、島崎
山茶花究、、、矢島賢造
江波杏子、、、山脇里子
高野通子、、、筒井敏子
潮万太郎、、、桜田
倉田マユミ、、、吟子
上田吉二郎、、、猪谷先生
フランキー堺、、、野崎文夫
高見國一、、、泉山孝平


BGMが面白くてハマった。前衛ジャズか現代音楽である。
SFホラーみたいでシュールでくすぐったい(笑。
これが小えんの世界に妙にマッチしている。
ヒロイン小えんの女性としての自立の過程がふんわりと描かれてゆく物語。
若尾文子という人ならではの、直向きでからっとした可愛らしさが活かされた役であろう。

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彼女まずは、かなり軽めの芸者から始まる。
健気だが、とっても軽い(笑。
しかし建築家の「おとうさん」が付き、二号さん~妾となってから学び始める。
「おとうさん」というのがよい。
二度生まれる、、、か。
おとうさんができるとそうなるのか。
(おとうさんにも色々あるだろうが、このおとうさんは教育熱心なところが救いであった)。
この時期、おとうさんのお陰で習い事を始め、めきめき力をつける。
小唄については、師匠にも認められその才能が花開く。

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山村聡の「おとうさん」はしっくりして分かるが、、、
「こうちゃん」という17?の高校生との付き合いは、何であるのか、、、。
結構幅広い付き合いである。
その他色々な職業の人々が通り過ぎて行く。
フランキー堺の板前が中でもとても趣深く印象に残った。
関係のあった人間が次々と去ってはまたもどってきたりもするこの芸者の世界の交通は面白い。
クラブにも務めたりするが似たような人々との出会いであり、どちらでも(お座敷でもクラブでも)遭うひともおり、おとうさんもその一人。

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恐らく「こうちゃん」との関りは小えんの自我の成長とともに変わってくる。
ひとの世話をする、おねえさんとして大人の役割~アイデンティティを身に付けようとしているのか。
確かに最初の頃は、その少年と同学年くらいのものであったが、終盤ではおかあさんみたいであった。
以前、気になっていた学生が立派な大人になって現れるが、それにも惑わされず。
大人としてしっかり自分の身を守る姿勢が窺えるし。
それにしても牧純一郎との再会が余りにあっさりしすぎていて、あの伏線は何であったのかとは思った。
(わたしはここで思いっきり大恋愛パタンかと踏んでいたのだが)。

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そして唯一の頼みの綱のおとうさんがあっけなく病死する。
(そういえば、小唄の方の勉強はどうなったのか、、、折角おとうさんの影響でやり始めたことである)。
本妻とも堂々と対決するが、何とも虚しい。
おとうさんが亡くなったところで悲しみはするが、何かスッキリ吹っ切れた晴れやかさが窺える。
自立した女性の姿だ。
しっかり単独者として凛々しく生きて行く雰囲気を漂わせて、エンディング。


KADOKAWAのシネマコレクションに入ってから、ここのところずっとすっぽかしてきたが、折角だからまとめて観ていこうと思う。
何故か、若尾文子ばかりが出てくる。
そういう映画に限定されるが、それも良いかも。


AmazonPrimeにて。









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COMMENT

こんばんは!

こんばんは!

・・・もしかしたら、おはようございます、の時間かもしれませんが・・・お邪魔いたします!

記事を読んで、まず、気になったのが、主人公の女の人(小えんさん)が芸者を始めた時、何歳だったのかなぁ。。。?と。

『おとうさん』って、現代でもありますよね。現代ではおとうさん、というより、『パパ』って言う人の方が多いみたいですが、いわゆる援助してくれる方、の事ですよね。昔も今も、大元の文化って、大して変わらないのかなぁ、なんて思ってしまいます。

『前衛ジャズか現代音楽』なBGMが聴いてみたくなりました!

ありがとうございます☆彡

お元気そうで何よりです☆
小えんさんは、なんでも戦災孤児で物心ついた時からこの職場にいたようです。
生れながらの芸者さん、、、みたいな。

ええ まさに「パパ」ですね。
頼れるパパのようでした。パパも様々なようで。
何しろ教育を受けていなかった為、このパパが色々と教養を身に付ける機会をくれました。それによって自立心~自尊心も育まれ、相手に容易に依存しなくなっていました。
(教養とは他者に依存しないで自分で考えられることでありましょう)。
良い援助をこのパパに貰いました。

BGMは聴く価値ありです。
ゾクゾクしました。最初、ウルトラQか怪奇大作戦みたいな感じでした。それが不思議にフィットするところがシュールなのです。

また宜しくお願いします。

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