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GOMA28

Author:GOMA28
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人魚姫

THE MERMAID001

THE MERMAID
2016年
中国

チャウ・シンチー監督・脚本


ダン・チャオ、、、リウ(青年実業家)
リン・ユン、、、シャンシャン(人魚)
ショウ・ルオ、、、タコ兄(人魚の一族)
キティ・チャン、、、ルオラン(女性実業家)


自然保護区の海で暮らしていた人魚に災難が降りかかる。
金のことしか頭にない実業家たちが、その保護区を買い取り、強力なソナーを使って人魚やイルカを傷つけ衰弱させ海域から追い払ってしまう。そこを埋め立てして大儲けしようというものだ。
人魚たちは、美しい娘であるシャンシャンを人間に変装させて、ソナーでその海を住めない環境にしてしまった張本人であるリウに対し刺客として送り付ける。

THE MERMAID002

だが、付き合っているうちに、金目当てでなく自分に近づいてくるシャンシャンにリウは好意を抱くようになる。
身の回りには富豪である彼の金を頼みに集まる人間ばかりで、リウは深い孤独に苛まれていた。
勿論、若い美女たちも大勢取り巻いていたが、とても虚しい思いしか得られなかった。
リウのシャンシャンに対する気持ちは、純粋であり彼女も彼を憎めなくなってくる。
ここから先の方向性は、もう間違えようもない(笑。
この恐ろしいほどの王道の流れが、とても感動的にコミカルに展開する。
最初から分かっている筋を飽きさせずに力技で持っていく力量はかなりのものであった。

THE MERMAID004

人魚のいることが分かると、実業家たちはソナーを止め埋め立てを中止し、人魚で大儲けを企む。
特に、冷酷非情で目的の為なら手段を選ばない美女実業家のルオランはこれを機にシャンシャンを殺すつもりでもあった。
直ぐに軍勢を率いて人魚の生け捕りを目的に(逆らう者は殺傷も辞さず)多勢で攻め込み次々に彼らを傷つけてゆく。
前半は大変コメディタッチであったものだが、このシーンはかなり残酷で流血がかなりのものであった。
シャンシャンも追い詰められ絶体絶命となる。
リウはルオランたちを止めようと後を追うが、道路が混み間に合わず、何とか体を張って深手を負いながらもシャンシャンは助ける。

THE MERMAID003

VFXはハリウッドのド迫力で精緻なものというより、劇画をそのまま映画にしたような、キッチュさと大袈裟を加えた丁度良い塩梅の代物で、この作品の演出にピッタリな感じであった。
ドリフのコントを思わせる仕掛けの連動も工夫が凝らせれており、唸るところだ。
チキンが好物の人魚って、、、人魚だかタコだか分からぬ人魚のタコ兄とか、、、色々と面白ネタ~キャラも多い。
皆に愛とは何かを感動的に説く人魚のグランマザーであるが、あれほどの力を持っているのなら、もっと早く出てきて人間を蹴知らしてもよかったのでは、とは思ったが、、、。


暫くの時が経ち、海洋学者からインタビューを受けるリウの豪邸の海に面した素晴らしく見晴らしの良いシンプルなリビングは素敵であった(海が荒れた時は心配だが)。
その若い学者はかつてリウの給付した環境保護分野の奨学金で大学を卒業したのだった。
(それにしてもリウはあれだけの傷を負ってよく生きていたものだ。すっかり髪型変えて紳士になってしまって)。
彼の向けた「かつてあなたは、人魚と会ったそうですね」という人魚に関する問いに対し、人魚なんて存在しないよ、と話題にしない。
それは架空の生き物だと、彼らを守るように伝える。
若い学者もそれを察する。

しかし何とその席に現れたリウの若い奥さんが、例の人魚のシャンシャンではないか、、、。
これには、こちらも嬉しくなる。

旅行について聞かれ、そこはとっても美しいところなんだと、ふたりで答える。
リウとシャンシャンで仲良くサンゴ礁の海の中を泳いで回るシーンでエンディング、、、。
人魚仲間も集まってくる、、、。
「この地球からきれいな水と空気がなくなったら、いくら稼いでも意味がない」
確かに、、、。



余りにベタで王道、ど真ん中をゆく映画なのだが、素直に感動できる余り見ない映画であった。









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