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GOMA28

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上海特急

Shanghai Express005

Shanghai Express
1932年
アメリカ

ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督
ジュールス・ファースマン脚本
ハリー・ハーヴェイ原作

マレーネ・ディートリヒ、、、上海リリー
クライヴ・ブルック、、、ドナルド・ハーヴェイ(イギリス軍一等軍曹)
アンナ・メイ・ウォン、、、フイ・フェイ(謎の中国人女性)
ワーナー・オーランド、、、ヘンリー・チャン(革命組織リーダー)


窓の外では蝉がまだ強烈に鳴いている。秋の実感はない。

最近、観ている古典の名作をAmazonPrimeで当たってみることにした。マレーネ・ディートリヒの話題を先だって(「レニ」の感想で)出したこともあり、これを観てみた。
モロッコ」のジョセフ・フォン・スタンバーグ監督とマレーネ・ディートリヒがこの映画でも組んでいる。「モロッコ」と、この映画の間にもう一つ「間諜X27」が入る。ドイツで撮られた最初の「嘆きの天使」を入れれば、これが二人で組んで撮る4作目ということになる。

Shanghai Express002

充分息の合った撮影現場であったのでは、と想像してしまう。
外国人が沢山乗り合わせる列車の中でほとんどのやりとりが観られる。途中でヘンリー・チャンの停止させた駅で少し、最後は上海駅であるが。
マレーネ・ディートリヒの素顔を見るようなとても打ち解けた安らいで活き活きとした表情もかなりあり、様々なディートリヒに逢える作品となっている。光の当て方も頷けた。着替えも多くファッションも愉しめる。ファンにはたまらない映画であろう。
ただ、脚本の次元の話だが、革命組織が逮捕された同志を奪い返すために上海特急を止めて乗客を詰問し人質を選別しようとする、その辺の展開のキレが今一つで、どうもメリハリが無くもさもさと何となく流れて行き、思いの他あっさりとドナルド・ハーヴェイが助かり、最後は上海リリーと結ばれハッピーエンドという緊張感の感じられない映画であった。
アガサ・クリスティのような面白味はない。ストーリーの複雑さや意外な展開、驚きを期待したら、ほぼ何もない。
サスペンスではないことは、直ぐに分かるが、何と言うか異国情緒漂うラブロマンスものと謂えばしっくりくるか、、、。

Shanghai Express003

異国と言っても、中国、インドやフランスさえも何やら蔑んだような描き方は成されている。アジアをそのように描くのは、この時期のハリウッド(アメリカ一般)に観られる傾向だと思われるが。
アンナ・メイ・ウォンという中国の魅力的な女優の発見はわたしにとって大きかった。
ディートリヒとは被らない独自のビビットな魅力を放っている。
ストーリーのなかでも重要な役割を熟していた。
上海リリーもフイ・フェイも物語を動かす働きをしておいて、それについて何も言わない潔さ、男らしさが粋であった。
男が今一つである。

Shanghai Express004

彼女らに比べると、ドナルド・ハーヴェイ役の俳優は、何か鈍重な感じでシャープさが無く、上海リリーがあんなにも惚れる男には到底思えなかった。ここは、ミスキャストっぽいところだ。この部分では、余りわたしは入り込めないところ。


マレーネ・ディートリヒのいつもの(という程見てはいないが)気怠さや妖艶さ、退廃的な魅力よりも若々しい美しさが目立つ映画であった。
ディートリヒのファンであれば、必見であろう。

Shanghai Express001





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